自分の子どもの性格を見極め、個性を受け入れることから始めよう
十人十色と言われるように子どもの性格も千差万別です。子どもには“気質”と言う持って生まれた性格があります。笑顔いっぱいな子や面倒見がいい子、よく動く子に人見知りが激しい子など。どんな子も自分の子は愛おしいものです。なかには言葉を覚えると文句や暴言が多いタイプの子もいます。どんな気質であろうと伸ばし方によっては優れた個性や才能になっていくのです。


不安の裏返しが問題行動や言葉に出ているだけ。根は素直のとってもいい子
「むかつく」「お母さん大嫌い」「あっち行って」と暴言や文句をよく言うタイプの子は自分の不快な感情への対処が苦手です。暴言を吐いたり自我を通したりすることしか解決策を知らないでいます。他のタイプよりも「不安」を感じやすく、その感情を表に出すことで自分を表現しているのです。小さいうちは言動に問題があっても「不安を吐き出しているのね」と理解しましょう。大きくなればコントロールできるようになります。


「嫌なのね」と子どもの言葉を繰り返し、不安な気持ちを受け止めてあげよう
このタイプの否定的な言葉に対してマイナスの感情は否定せず、まずは受け止めてあげることが大切です。子どもの言う言葉をそのまま繰り返してあげましょう。「嫌だ!」だったら「嫌なのね」という具合にです。この方法を“オウム返し”と言います。子どもは“お母さんにわかってもらえた”と感じられるでしょう。難しい気質の原因は“不安”な気持ちです。よく抱きしめてあげたり、抱っこや背中を撫でてあげ、スキンシップを充分にとりましょう。何よりも安心させてあげることが一番です。


気持ちを言葉にするのが苦手なタイプ。感情を伝える言葉を教えよう
文句や暴言が多い子は自分の気持ちを言葉にするのが苦手です。「眠いのね」「お腹がすいたのね」「やりたかったのね」と察した気持ちを言葉に置き換えてあげるといいでしょう。知的能力は高いので、うまく自分の感情と一致させ学んでいきます。こだわりの強いタイプですが、なにか一つのことに集中して、とことんやり通す強い心の持ち主です。やりたいことが見つかれば才能を発揮していくでしょう。


今日の1日1成長  
文句や暴言は不安な気持ちの表現方法。否定せずに受け止めてあげよう 子どもの表現力も1成長、お母さんの受容力も1成長。 杉岡由香(文)さわどあさみ(編集)日本キッズコーチング協会(監修)http://jakc.or.jp/
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掲載:M-ON! Press