パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するブラジル代表FWネイマール(27)のバルセロナ復帰が迫っているという。ブラジル『Globoesporte』が報じた。

2017年夏に移籍市場最高額2億2200万ユーロ(現レートで約269億9000万円)の超ビッグディールでバルセロナからPSGに加入したネイマール。その新天地フランスで王様として扱われ、公式戦通算58試合51得点29アシストを誇るが、2シーズン連続の長期負傷離脱や、女性に対する性的暴行のスキャンダルなど、ピッチ内外のネガティブな話題が先行している。

そのネイマールに対して、古巣バルセロナが水面下で連れ戻しに動いている様子。PSGとの交渉は順調に進められており、バルセロナは移籍金を1億ユーロ(約121億1000万円)に抑える代わりとして、フランス代表DFサミュエル・ユムティティ(25)や、同代表FWウスマーヌ・デンベレ(22)、クロアチア代表MFイバン・ラキティッチ(31)のいずれかを譲渡するという。

PSGの会長を務めるナセル・アル・ケライフィ氏は先日、『フランスフットボール』で具体名こそ避けたが、「スター気取り」の選手に対して「ドアは開かれている」とコメント。この発言はネイマールに向けたものとして話題を集めており、フランス『レキップ』によれば、これまで放出を否定してきたPSGは適切なオファーが届けば、交渉に応じる姿勢だとみられる。

なお、ネイマールPSGの契約は2022年6月まで。PSG会長の発言により、一層の脚光を浴びることになったネイマールの去就は、どのような形で終着するのだろうか。

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