AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2019決勝トーナメント1回戦1stレグの鹿島アントラーズvsサンフレッチェ広島が18日に県立カシマサッカースタジアムで行われ、ホームの鹿島が1-0で先勝した。

山東魯能に次ぐ3勝2分け1敗でグループE2位通過の王者鹿島。2-0で勝利した直近のセレッソ大阪戦からスタメン2名変更し、レオ・シルバが復帰した。

元ブラジル代表MFパウリーニョを擁する広州恒大と同居したグループFを5勝1敗の首位で突破の広島。2-0で勝利した直近の湘南ベルマーレ戦からスタメンを1名変更した。

ACLベスト16の舞台で実現した日本勢対決は2分、ハーフウェイライン付近でルーズボールを拾った遠藤のロングパスから鹿島にチャンス。DFラインの背後に抜け出したセルジーニョがバイタルエリア中央からシュートを放っていくが、GK中林に処理された。

対する広島は22分、敵陣左サイド深い位置でボールを受けた佐々木が縦に仕掛けてクロス。ニアサイドドウグラス・ヴィエイラが左足で合わせたものの、わずかにゴール右に外れてしまう。

そうしたなかで、鹿島は24分、ハーフウェイライン付近でボールを受けた土居が一気にボックス左に侵攻してクロス。ディフレクトしたボールがゴール前に飛ぶと、反応したセルジーニョが頭で押し込み、鹿島が先制する。

1点リードで試合を折り返した鹿島は46分、ボックス右の遠藤からパスを受けたバイタルエリア右の三竿が左足ダイレクト。鋭いシュートがゴールマウスを強襲したが、GK中林のファインセーブに遭い、追加点とはならない。

続く61分にもバイタルエリア中央の遠藤が放った左足シュートでゴールに迫った鹿島だが、ここはGK中林がセーブ。徐々に広島ペースに傾き始めるなかでしたたかに追加点を目指すらしい戦いを見せるが、なかなか相手GKの牙城を崩せない。

すると、広島は71分にドウグラス・ヴィエイラがミドルシュート。74分に川辺を下げてパトリックピッチに送り出して、攻撃の活性化を図るが、86分に稲垣がこの日2枚目のイエローカードを受け退場となり、数的不利に陥ってしまう。

結局、数的優位のアドバンテージを手にした鹿島がアウェイゴールを許すことなく、ホームで先勝。リターンレグは6月25日エディオンスタジアム広島で行われる。

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