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GAFAなんかに情報をわたすものか。

「広告をブロックしたい」「巨大IT企業にプライバシーが筒抜けになるのはイヤだ」「自分の検索履歴や閲覧履歴を見られたくない」などと思ったことはないでしょうか。いずれにしても、自分の情報は自分で守りたいもの。特に常に持ち歩くスマホにはプライベートな情報がぎっしり詰まっています。だからこそ、パソコンと同様に、スマホでもプライバシーや匿名性を意識してブラウジングすることは大切です。

ブラウジングする上で匿名性を高めるには、いくつかのアプローチがあります。まず1つ目が「ネット上に足跡は残しても端末にデータを残さない」、そして2つ目が「トラッキングブロックする」、最後に3つ目が「自分の接続元を隠すVPNを利用する」です。VPNは上記の2つとは違い、接続元からプライバシーを保護するので、実際に匿名化することなく、ブラウジングのプライバシーを高め、トラッキングを防いでくれます。

次に具体的な方法をご紹介していきます。その前に絶対に押さえておくべきポイントは、AmazonFacebookなどのサイトログインしてしまうと、完全な匿名性はありえないということです。これらのサイトでは収集する個人データの範囲を設定できますが、どんなに厳しくしても個人データを収集していること自体に変わりないのです。

プライベートブラウジングモードに切り替える

シークレットモードやプライベートモードに切り替えることで、ある程度の個人データを保護 Image: Gizmodo US

いますぐ簡単にプライバシーを守るには、足跡を残さずにウェブを閲覧する「プライベートブラウジング」モードに切り替えることです。そうすると、ブラウジング中に保存された検索履歴、閲覧履歴、Cookieはタブを閉じると同時に削除されます。

切り替え方法

Androidの場合、Chromeの画面右下の「ボタンタップして表示されるメニューから「新しいシークレット タブ」をタップ

iOSの場合、Safariの画面右下の「」をタップしてから表示される「プライベート」をタップ

残念ながらプライベートブラウジング機能を活用しても、完全な匿名化は不可能です。なぜなら、利用しているインターネットサービスプロバイダーISP)に、オンライン行動を知られてしまう可能性があるためです。そのため、訪問したサイトの足跡を端末に残したくない場合に、このモードはオススメです。サイトログインしてしまうと、この機能は無意味になってしまうので注意が必要です。

例えば、Googleログインすると、何を検索して何を閲覧したかを知られてしまいます。マーケティング企業はさまざまなサイトから情報を収集しているので、どこかにログインしてしまうと、そこから芋づる式にたどって個人を特定化してきます。つまり、ログインするとは自ら正体を明かしているのも同然なのです。

ブラウザの設定を変更する(Chrome)

Chromeサイトに情報を収集させない Image: Gizmodo US

AndroidChromeを使い続けるならば、シークレットモードだけでなく、Chromeの設定を見直すことがポイントGoogleなどのサイトが収集する情報を制限できます。

プライバシー」の設定では、以前の閲覧履歴から関連語句などを表示する予測サービスOFFにしたり、支払い方法を保存しているかの確認など、ウェブが使用できる情報を管理したりできます。また「閲覧履歴データの削除」では、今までに訪問したサイトの閲覧履歴、Cookieなどの削除が可能です。そして「サイトの設定」と「Cookie」では、サイトの越えたトラッキングブロック設定、位置情報の使用許可などを変更できます。ここでチェックすべきポイントは「サードバーティーCookieブロックする」の項目です。OFFになっていたら、忘れずにONにしましょう。ChromeログインしているとGoogleは個人データを収集していますが、それを制限したい場合には以前の記事をご覧ください。

ブラウザの設定を変更する(Safari)

Safariでは大半の閲覧履歴はデバイスに保管 Image: Gizmodo US

iOSSafariでは、デフォルトサードパーティーCookieブロックiOSの「設定」で「Safari」の設定を開いてみると、「サイト越えトラッキング」がすでにONになっていると思います。AndroidChromeと同じように、ここで設定を変更すると、すべてのCookieブロックできます。しかし、ブロックするとサイトログインする手間が確実に増えてしまいます… Safariで候補を表示させたくない場合には、「検索エンジンの候補」「Safari検索候補」「トップヒットを事前に読み込む」をOFFにします。Appleでは、クラウド上に保管されている個人データが関連付けされることはありませんが、暗号化した上でデバイス間に同期されます。 閲覧履歴やCookieなどのデータを削除するには、Safariの設定画面を一番下までスクロールさせ、「履歴とWebサイトデータを消去履歴とデータを消去」をタップします。そうすると、iCouldにサインインしている全ての端末から履歴が削除されます。

ブラウザを乗り換える

Tor BrowserAndroid版が登場 Image: Gizmodo US

Tor Browser

セキュリティとプライバシー保護を重視したブラウザTor Browser」のAndroid版があるって知ってました? デスクトップ版と同様に、通信経路の匿名化を実現するTorプロジェクトでは、暗号化された回線と中継点を複数経由してトラフィックを流すことで、匿名性を高めています。そして、マーケティング企業の常套手段であるバックグラウンドスクリプトの制限、Cookieの隔離、セッション完了ごとのCookieの削除、サイトを越えたトラッキングブロックデバイスブラウザの情報からの個人特定化に対する耐性など、徹底した機能を備えています。

Brave

AndroidiOSでプライバシー保護重視のブラウザTor Browserだけではありません。広告とトラッキングブロックに特化したブラウザBrave」(Android版iOS版)では、高速で安全なウェブブラウジングを実現しています。Torと同様に、ログアウトしていても個人を特定化するサイト越えトラッキングデバイスフィンガープリンティングもブロックしてくれます。

プライバシー保護重視のブラウザにはBraveもオススメ Image: Gizmodo US

ブラウザと同様に、プライベートブラウジング、HTTPより安全なHTTPS接続にできる限り試みる「どこでもHTTPS」、バッテリーや通信量を最適する機能を備えています。ブラウジング中に右上のBraveアイコンタップすると、サイトごとに機能をコントロールできます。例えば、お気に入りのサイトや支援したいサイトでは広告をONにすることも可能です。

DuckDuckGoプライバシーを第一に考えた検索エンジンDuckDuckGo」がブラウザAndroid版iOS版)を開発しました。Braveと同様にトラッキング防止機能を備え、デフォルト検索エンジンGoogleではなく、もちろんDuckDuckGoに設定されています。もう1つのブラウザの注目ポイントは、ブラウジングしたサイトでは、個人情報保護のランク評価が表示されることです。サイトやその広告主がどれだけ情報収集に情熱を注いでいるかが一目瞭然です。

Firefox Focus最後に忘れてはいけないブラウザFirefox FocusAndroid版iOS版)です。広告とトラッキングブロック機能は標準Firefoxとは桁違いで、ブラウザの履歴をためることもなく、一発で簡単削除。他のブラウザほど多機能ではないですが、シンプルで使いやすいのが特徴です。

VPNをインストールする

AndroidiOSでは、VPNの設定も簡単 Image: Gizmodo US

カフェなどの公共WIFIのハッキングからプライバシーを守るには、VPNをスマホタブレットインストールすることをお勧めします。VPNは接続場所を外部から隠すことをメインとしているので、広告やサイトのトラッキング対策として効果的に匿名性を高めるには、紹介した方法と組み合わせて使う必要があります。

VPNには無料や有料を含め、さまざまなサービスが提供されています。ここでVPNサービスの比較はしませんが、良いサービスにはそれに見合っただけお金はかかります。たまにしか匿名でブラウジングしないならば、TunnelBearWindscribeHotspot Shieldがオススメです。どれも制限はありますが無料でお試しできますよ。

VPN接続はパソコンよりもスマホの方が断然簡単で、VPNの設定はiOSでは「設定>一般VPN」、Androidでは「設定無線とネットワークVPN」から行なえます。ほとんどのアプリで設定手順が分かりやすく解説され、VPNに接続すれば、あとは好みのブラウザを利用するだけです。