■ 惜しまれつつも「おかあさんといっしょ」を卒業

【写真を見る】貴重な2人での「♪ちょっとオカピ~」ポーズ

人気子ども番組「おかあさんといっしょ」(NHK Eテレ)を3月に“卒業”した、体操の“よしお兄さん”こと小林よしひさ、「パント!」の“りさお姉さん”こと上原りさ。

惜しまれつつも番組を卒業した2人の現在の心境や番組の思い出などを振り返ってもらった。

■ 子どもたちと過ごした14年という長い時間

小林よしひさ(以下▼小林)「僕が子どもたちと過ごした14年間は、毎日が予想外の連続。よく『ハプニングは?』って聞かれるんですけど、あり過ぎて何がハプニングで何がハプニングでないか分からない状態でしたね(笑)

上原りさ(以下▼上原)「そうなんですよね。でも今パッと思い出すものだと、誰かが落としたであろうヘアゴムを体操中に渡してくる子とか…」

小林「あったねー。で、さりげなくそれを受け取って近くに置いても、子どもはまた持ってくる(笑)

上原「そんなとき、カメラに映ってないところで私が受け取ったり」

小林「僕がシュッと投げて、りさお姉さんがパシッとキャッチ!」

上原「そういう連係プレーみたいなものはよくありました」

小林「あと、収録後に歌のゆういちろうお兄さんあつこお姉さんの4人でよく話をしました。『あのときはこう動いた方が良かったね』とか。出演してくれた子どもたちにとって安全第一、かつ楽しい空間になることが私たちの願いなので」

上原「途中で泣いて、お母さんの元に戻る子もいるんですよ。でもそういう子が最後また来て『きょう楽しかった』とか言ってくれると本当にうれしい。子どもたちにいかに楽しんで帰ってもらえる環境をつくるか…というのを私は7年間ずっと意識してやっていました」

■ 最後の「ブンバ・ボーン!」が一番ウルッときました

そんな、惜しまれつつも同時に卒業した2人の軌跡をまとめた決定版DVD6月19日(水)にリリース! 楽しい“親子あそび”や“うたクリップ”満載で、いつでもまた2人の笑顔に会える。

小林「僕は14年間という長い期間出演していたので、これが子どもたちとの最後の収録というときは本当に寂しい気持ちになりました」

上原「私は最後の『ブンバ・ボーン!』が一番ウルッときましたね。スタッフさんが飛ばしてくれた紙吹雪に涙が出そうになったんです。あとあつこお姉さんとも、最後の方は楽屋で『寂しいね』って話をずっとしていて。でも次第に『こんな場合はどうしてましたか?』って質問してくれるようになって、そんな頼もしい姿に、立派になったなーって」

小林「もはや親目線(笑)。でも僕もゆういちろうお兄さんとは、最後の方で話す内容が変わってきた。僕らがいなくなることに不安もあったそうですが、『ゆういちろうお兄さんなら大丈夫!』って言いました」

上原「私も『2人なら絶対大丈夫』って。今も何も心配してないです」

小林「今の『おかあさんといっしょ』も変わらず応援してくださると、僕らはとてもうれしいです!」

■ “おれい(礼)はれいわ(令和)”で!

最後に、「おかあさんといっしょ」での日々を漢字二文字で表すと?という質問を2人に投げかけてみると、よしお兄さんは【感謝】、りさお姉さんは【幸福】と答えてくれた。

小林「14年前、何も分からず入ってきた僕を育ててくださったスタッフさん、応援してくれた視聴者の皆さんにただただ感謝。今後はその恩返しをしていきたい。“おれい(礼)はれいわ(令和)”で!」

上原「子どもたちと一緒に遊んだ時間はすごく幸せで、いろいろな笑顔や温かい言葉をもらいました。だから子どもたちはもちろん、お父さんお母さん、番組にも“ありがとう”を伝えたいです」

(取材・文=川倉由起子)

[PROFILE]

こばやし・よしひさ=1981年6月29日生まれ、埼玉県出身。AB型2005年より“体操のお兄さん”を歴代最長の14年間務めた

●うえはら・りさ=兵庫県出身。O型。洗足学園音楽大学ミュージカルコースを卒業。2012年より「パント!」のお姉さんを務めた(ザテレビジョン

惜しまれつつも「おかあさんといっしょ」を卒業した小林よしひさと上原りさ。視聴者の間ではいまなお“ロス”が続いている