画像は番組公式サイトのキャプチャ

6月14日「5時に夢中!」(MX系)では、堀江貴文氏が今後の社会で求められる働き方について語った。番組では、マイナビが新入社員を対象に実施した調査結果を取り上げた。今の会社で働く年数を聞いたところ、最も多い回答が「3年以内」(22.2%)で、「定年まで」(21.8%)を上回った。1つの会社に長く勤めるのではなく、ライフステージに合わせて仕事を変えることを望む若者が多いようだ。

この結果にコメントを求められた堀江氏は「どんどんやってください」と、転職に好意的な印象を抱いていた。1つの会社にコミットする働き方は合理的ではなく、様々な経験を積極的に積むことが大切になってくると語った。(文:石川祐介)

「自分で何か仕事をしないとだめ。雇われること自体が不利になる」


「RPAとかAIとかロボットとか、そういうのが出てきて全然変わってくるんですよ。企業はこれから人を雇わなくなるので。うちのマネジメント会社も人を全然雇っていないです」

今後はITが労働市場に次々と参入し、スキルのない人間は企業に見向きもされなくなってしまうと予想する。そのため、「中途採用した人が実は役に立たなかった」という事態も少なくなってくると話す。

「自分で何か仕事をしないと駄目な時代になりますよ。"雇われる"っていうやり方自体が不利になる」

組織に雇われて、与えられた仕事を粛々とこなす従来の働き方は過去のものとなり、能動的に個人で仕事を創造していかなければいけなくなると続けた。

バーチャルアイドルなら「劣化しないしスキャンダルもない」

また堀江氏は、人間にしかできないと思われている仕事までも、機械に取って代わられる可能性を示唆する。その例として、中国では「CGで作られたAIのアナウンサーがニュース原稿を読んでいる」と紹介した。AIアナウンサーは24時間365日休むことなくニュースを読むことができる。数年後には日本でも導入されているかもしれない。

アイドルも、バーチャルアイドルであれば「劣化しないしスキャンダルもない」ため、代替されるかもしれないという。アイドルの需要がバーチャルアイドルに全て吸い上げられることはありえないと思うが、人間味溢れる仕事も、堀江氏にとっては安泰ではないようだ。