芦名星が主演を務める「土曜ドラマ9『W県警の悲劇』」(毎週土曜夜9:00-9:55、BSテレ東)が7月より放送される。
【写真を見る】芦名星は、作中では見せないようなキュートな笑顔で取材に応じた
同ドラマは、葉真中顕の同名小説を実写化。“警察の中の警察”ともいえるポジションの監察官・菜穂子(芦名)が、各所轄にいる一筋縄ではいかない女性警察官たちと対峙していくサスペンス。“女同士のバトル”が見どころの一つとなっている。
本作でゴールデン帯の連続ドラマ初主演を務める芦名に、見どころや役柄について聞いた。
■ おいしいジンギスカンが…
――今回の出演が決まった時の心境を教えてください。
本当にうれしくて、飛び跳ねて喜びました! ジンギスカン屋さんの前で、マネジャーさんから連絡を受けて「やったー」って。ゴールデン帯連ドラ初主演については、あまり緊張しないように、私ができることを精いっぱいやろう、役でお返ししようと思っています。
ただお話を聞いた時は、そんな細かいことは考えられなくて「今日はおいしいジンギスカンが食べられる」と思っていました(笑)。
――台本を読まれてどう感じられましたか?
タイトルに“悲劇”とありますが、菜穂子は「県警を変えていくんだ」という前向きな気持ちを強く持っている女性です。そして、初めて台本と原作を読んだ時「ジェットコースターみたい」と、私自身すごく楽しくて衝撃的でした。どんでん返しが本当に面白く「どうなるの? どうなるの?」で、最後は「うぅ…」となりました(笑)。皆さまには、ぜひ最後まで見てもらいたいです。
■ 今年の夏はいい汗を
――演じられる菜穂子はどういう女性ですか?
自分の方向をきちんと定めている真っすぐな女性です。警察内部の人間だから分かることや、女性ならではの悩みなどの“膿”をきちんと出して、(女性が)活躍できる場を作ろうとします。
また、俯瞰から物事を見ているような頭の良さがあり、努力を重ねてきた女性なんじゃないかと思いました。そこを肝に銘じて挑もうと思っています。
――クランクインを間近に控え、意気込みをお聞かせ下さい。
いろんな人間模様や心理を密室の中で描いていく部分が多いので、原作と読み合わせながら、細部に渡って今役作りをしているところです。監督やプロデューサーの方ともお話を詰めているので、良い作品になるように、今年の夏はいい汗かこうかなと思っています。
――演じるに当たり、監督からお願いされたこと、芦名さんが相談したことはありますか?
今回、“赤”が基調になっていて、女性らしさを保つためにというコンセプトがあります。原作にもそれがあって、どれぐらい描いたらいいのかと相談させていただきました。
菜穂子は、警察のトップにのぼりつめようとしている強い人物ですが、そこにほんの少し、女性らしさをのせるといいのかなという話をしました。
また、菜穂子は「すてきな女性だな」と心奪われる瞬間を持っていますが、単に芯の強いサバサバした女性というだけでは、視聴者の方にそう思ってもらえないんじゃないかと感じました。なので、ふとした人間らしさや表情を大切に演じていきたいです。
――女性警察官役で毎回ゲストが登場するとのことですが、対峙するときに期待していることはありますか?
毎話ゲストに迎える女性警察官は、みんな個性的で面白いです。菜穂子は、女性警察官を巧みに誘導していくのですが、実際の私は、心理戦みたいなことは得意じゃないんです。いざという時“ごにょごにょ”しちゃうんです(笑)。
今回は頭の回転が早い菜穂子を通じて、私も“ごにょごにょ”しなくなればいいなと思っています。(ザテレビジョン)
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