世界13か国に聞いた親日度調査

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アジア9拠点でインターネットを中心としたマーケティングやアセット事業を展開するアウンコンサルティング株式会社が、世界13か国を対象に親日度調査を実施。「今まで行ったことのある観光地」「今後行きたい観光地」「日本国内での観光の移動手段」についてのアンケート結果を発表しました。

調査期間:2019年2月1日~2019年4月26日
対象:対象の国と地域の各100名、18歳以上の男女
対象国: 韓国、中国、台湾、香港、タイ、マレーシアシンガポールインドネシアベトナムフィリピン、アメリカ、オーストラリアイギリス

「行ったことのある観光地」は各国ともほぼ同じ都市が人気


今までに行ったことのある観光地については、自由記述形式でアンケートを実施。ほとんどの国で「東京」「大阪」「京都」の3都市がトップ3にランクインしました。インドネシアのみ、「奈良」と「東京ディズニーランド」が同率で第3位という結果に。世界的にも大きな商業都市である東京や大阪に加え、日本国内でも観光地として絶えず人気の高い京都が選ばれています。



4位以降では、全体的に「奈良」と回答している国が多くあります。また、オーストラリアイギリスで広島が4位となっているなか、アジア各国では4位以降に「北海道」や「九州」という回答が多くありました。



「今後行きたい観光地」注目を集めた北の大地。南のリゾートも人気


今後行きたい観光地に関しては、13か国のうち9か国が「北海道」と回答。残り4か国は全て「東京」と回答しています。韓国の回答は、1位が「札幌」2位が「北海道」となっており、北海道への注目度が高いことが分かりました。



全体でみると、5位以内に「沖縄」と回答している国も多く見られます。「東京」「京都」「大阪」も根強い人気があり、これらの都市は日本のイメージとして定着してきているようです。韓国や台湾、香港などのリピーターが多い国では、「東北」「四国」「沖縄」など目的地が多様化してきています。



「日本での移動手段」今後変化が起こりそう?

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日本を旅行中に利用する交通手段に関するアンケートでは、各国で「電車」「新幹線」の利用が多く見られます。「電車」利用については、特にマレーシア(70.6%)やフィリピン(63.2%)で人気が高いのに対し、「新幹線」との回答が多かったのはオーストラリア(47.8%)や香港(41.8%)でした。台湾では、4人に1人が観光バスと回答。香港の回答では、13.3%が「レンタカー」という結果に。



アンケートを実施したアウンコンサルティング株式会社によると、国土交通省が地方誘致・消費拡大に向けてレンタカーや鉄道と連携した広域周遊の推進を進めているため、今後は地方への旅行客の増加に伴い、訪日観光客のレンタカー利用率も増えていくことが予想されるそうです。



日本政府観光局 (JNTO) 発表の統計によると、近年の訪日外国人数は軒並み上昇傾向にあります。来年は東京オリンピックが開催されることで、国際的にも注目を集める日本。リピーターが増えていけば、文化や歴史、自然、食などさまざまな見どころのある日本で、さらに外国人観光客の目的の多様化が進みそうです。

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