松坂桃李が主演を、山本美月がヒロインを務めるドラマ「パーフェクトワールド」(毎週火曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)の第9話が6月18日に放送された。前回ラストで「後悔があるんだ」とつぐみ(山本)に打ち明けた樹(松坂)。ついに告げられたその言葉の“続き”に、視聴者から感動の声が上がっている。(以下、ネタバレがあります)

【写真を見る】視聴者号泣の名シーン…!10年前事故に遭った現場で、つぐみ(山本美月)に思いを伝える樹(松坂)

■ つぐみ、樹が事故に遭った現場へ

同作は「Kiss」(講談社)に連載中の有賀リエの漫画が原作。車椅子に乗った建築士・鮎川樹(松坂)が、高校時代の同級生・川奈つぐみ(山本)と再会したことから始まるラブストーリー。

惹かれ合い、一度は付き合い始めた樹とつぐみだったが、つぐみの父・元久(松重豊)の猛烈な反対もあり、別れを選択。7話(6月4日放送)ではつぐみが幼なじみ・洋貴(瀬戸康史)のプロポーズを受け、それぞれ別の道を歩き始めていた。

だが、離れたことでお互いの存在の大きさを痛感してしまった2人。9話冒頭、樹はつぐみを伴い、10年前に自分が事故に遭った現場を訪れていた。

■ 「もう逃げたくない。過去からも、現実からも」

「10年前、ここで事故に遭ったんだ…」と告げた樹。「あのとき、雨が降ってなければ…あのとき、自転車を置いて帰ってれば…あのとき、いつもの道を通ってれば…」そんな後悔に長いこと苦しめられてきた。

「人生いつ何が起きるかわからない。だからせめて一日一日を後悔しないように生きよう、そう思って生きてきたはずなのに、俺はまた後悔してる。川奈の手を離してしまったことを…」

そして、つぐみの目を見つめ、言った。「もう逃げたくない。過去からも、現実からも目をそらさずに、正直に生きていきたい…。川奈、俺ともう一度、やり直してくれませんか」

すれ違い続けた2人の心が再び重なり合い、視聴者からは感動の声が続々。初回から2人の恋を見守ってきた視聴者の「泣いた…開始3分で泣いた」「鮎川くんとつぐみちゃん、やっと素直になれたね」「涙が止まらなかった!鮎川くんの丁寧な言葉にキュンとした」といった声でにぎわった。

だが、2人にはまだ越えなければならない壁が立ちはだかる。つぐみの父・元久(松重豊)はまだ2人の交際を認めていない。つぐみが婚約破棄する形になってしまった洋貴(瀬戸康史)や、洋貴に思いを寄せるつぐみの妹・しおり(岡崎紗絵)の幸せを願う声も多い。みんなが心から笑顔になれる日は来るのだろうか?次回は6月25日最終話を放送する。

■ 「パーフェクトワールド」最終話あらすじ

9話終盤で、元久の理解は得られないままつぐみにプロポーズをした鮎川。元久の許しを得るため、東京と松本を往復しては門前払いされることを繰り返していた。

そんなある日、元久は鮎川と2人で話をしたいと申し出る。つぐみの幸せを願うなら、なぜ苦労をかけると分かっているのに結婚を望むのかと問う元久に、鮎川は自分の気持ちを包み隠さず話す。それでも元久は、決して首を縦に振ろうとしない…。(ザテレビジョン

「パーフェクトワールド」第9話より (C)カンテレ