まるで“当てつけ”かのような大本営発表にファンは納得いかないようだ。

 Hey!Say!JUMP山田涼介、薮宏太らが6月14日、台湾・リージェントホテル台北で会見を開き、10月5、6日に台北アリーナで7年ぶり2回目の台湾公演を行うことを発表した。

 会見で山田は「ジャニーズ代表としても台湾でライブをやらせていただくので、“THEジャニーズ”といったものを台湾の皆さんに見ていただけるように」と意気込んでいる。

 同グループといえば、毎年、国内のアリーナ会場で全国ツアーを行っていたが、一部ファンによる公共機関での迷惑行為が理由で全国ツアーの開催を見送ることを発表したばかり。

 そのため、メンバーたちも泣く泣く見送りとなった全国ツアーの分も台湾公演を成功させようという思いも強く、藪は「スペシャルなベスト的なものを見せられたらなと思っています」とコメントしている。

 しかし、この台湾公演の開催に日本のファンたちからは「全国ツアーがなしで、台湾でライブをやるとか日本のファンにケンカ売ってるの?」「ライブやらないならやらないにしてほしかった」「良識のある日本のファンにはどう説明すんのかな」「日本のファンは捨てられたのかな」など、否定的な意見が目立っている。

「運営やメンバーからファンマナーについての注意が再三あったにも関わらず、迷惑行為が続いたことでこういった結果を招いたということはファンも理解していること。ただ、この台湾公演開催にはルールを守り、全国ツアーの開催を楽しみにしていた一般のファンとしてはなんともやるせない気持ちでしょう。こうした善良なファンですらショックを受けているのですから、迷惑行為をするほど熱狂的なファンたちの中には、この発表に怒り狂っていることを隠さない声も聞こえてきます。空港や現地でさらなるトラブルが起きなければいいのですが。また、一部のファンの間では全国ツアーを行わない表向きの理由としてファンの迷惑行為を挙げているだけで、本当は台湾公演を行いたいがために全国ツアーを開催しなかったのでは?という疑いの目も向けられていますから、全国ツアーを見送って、台湾公演を開催することが火に油を注ぐ結果とならなければいいのですが…」(エンタメ誌ライター)

 とはいえ、全国ツアーの開催が見送りとなったことで、大半のファンは来年こそは開催してほしいという一心でマナーを改めようと反省しているだけに、台湾公演に参戦するファンたちは、どうか善良なファンたちの頑張りを無駄にするような言動はくれぐれも控えてほしいものだ。

(田中康)

アサジョ