世界には様々な文化や習慣が存在する。日本と中国は海を挟んで隣り合っているものの、大きな違いがあるのも事実だ。中国メディアの捜狐は13日、中国人から見て「理解できないと感じる日本の習慣」を3つ紹介する記事を掲載し、「中国人にとって理解不能でも、日本人にとってはごく当たり前のことだった」と伝えた。

 記事はまず、日本は多くの中国人が訪れるところとなっていて、その整った保険制度や将来性ゆえに留学を考えたり、定住することを考える中国人も少なくないと紹介した。では、中国人が理解に苦しむ日本の習慣にはどのようなものがあるのだろうか。

 まず1つ目は、「タバコが自由に吸えないこと」だと伝えた。日本の公共の場所は基本的に禁煙であり、タバコを購入する際にも身分証の提示が求められる場合があると紹介し、「愛煙家にとっては不便な国だ」と主張した。確かに中国は喫煙大国であり、愛煙家も多いため、日本の禁煙ルールは不便に感じられることだろう。

 2つ目は、「割り勘が一般的である」ことを挙げた。デートの際にも割り勘をするほどだと驚きを示した。中国では割り勘は「メンツの立たない」ことであり、基本的には奢るか、奢られるかしかない。3つ目は、「雨が降ろうが強風が吹こうが新聞が各家庭まで配達される」ことであると伝え、雨が降っている日にはビニール袋に包まれて配達されるため、全く濡れていない新聞を毎朝読むことができると驚きと共に紹介し、「中国では考えられないことだが、日本人にとってはごく当たり前のことである」と伝えた。

 中国では高速鉄道の車内は禁煙が徹底されているものの、その他の多くの場所では禁煙ではないため、様々なところで喫煙し、吸い殻をポイ捨てする人の姿を目にする。また、メンツを気にする人が多いせいか、割り勘ではなくお互いにおごり合うことが一般的だ。さらに、新聞は配達されるのではなく、コンビニなどに買いに行く必要があり、紹介されていた3つの点は日本とは真逆であることが一般的だ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

日本人にとってはごく当たり前のことでも、中国人にとっては理解不能なこと=中国メディア