安全なデジタル体験を実現するインテリジェント・エッジ・プラットフォームを提供する AkamaiNASDAQ:AKAM)は、新たなソリューションラインとなる「Edge Cloud」を発表しました。このソリューションは、同社のエッジプラットフォームを活用してコネクテッドデバイスやアプリケーション内メッセージングへの大規模データ配信を効率化するとともに、セキュリティを確保します。Edge Cloud は、IoT コネクテッドデバイス革命の一環として、数十億ものエンドポイントのオンライン化を目指す企業のニーズに対応し、アプリケーション内メッセージングの導入と活用を促進するよう設計されています。
※本リリースは2019年6月12日 (現地時間) に米国マサチューセッツ州で発表されたプレスリリースの翻訳版です。

拡張性と運用に関する重大な課題を解決
IoT Analytics の調査によると、インターネット経由でデータを送信するコネクテッドデバイスは 2025 年までにおよそ 220 億台に達する見込みです。さらに、数十億ものアプリケーションインスタンスが数兆件に及ぶメッセージを送信するようになると見られています。このようなエンドポイントは、データの活用、配信、保護の観点から企業に膨大なチャンスと同時に課題をもたらします。

自動車メーカーから宿泊業までほぼすべての業界が、幅広く普及したインターネットアクセスを活用してこのようなエンドポイントをコネクテッドデバイスやアプリケーションという形でビジネス戦略に取り入れています。その反面、このような環境のサポート、拡張、セキュリティに必要なインフラストラクチャの構築と管理は、企業にとって時間、コスト、リソースを大量に消費するものであり、企業のコアコンピテンシーにも含まれていません。

アカマイのWeb Performance and Security 部門を担当する Senior Vice President 兼 General Manager の Craig Adams は、次のように語ります。「アカマイは、拡大する IoT デバイスやアプリケーションメッセージングの市場に特有のニーズを満たすため、ネットワーク機能の拡張に投資を続けています。膨大な量のデータを世界中に安全に配信するのがアカマイの DNAです。当社は、IoT やアプリケーションデータのエンドポイントへの配信を、スケールし、シンプルで安全にするテクノロジーの開発に力を注いでいます。」

世界規模でデータ管理の接続性を実現
Edge Cloud ソリューションラインは、他の IoT およびメッセージング用データプラットフォームでは実現できないグローバルなスケールで提供されます。ほとんどのベンダーでは、アーリーアダプター(初期採用層)を想定してネットワークを構築したため、拡張性や管理性、パフォーマンスをあまり重視していませんでした。ところが、Message Queuing Telemetry Transport(MQTT)など、IoT やアプリケーション内メッセージングのユースケースが増加するにつれ、数十億台のデバイスに対応できる接続性、リアルタイムのデータ配信、データ管理を容易にする機能の提供が必須になっています。

Edge Cloud ソリューションラインの新製品 IoT Edge Connect は、安全なフレームワークを提供してこのような課題に正面から取り組んでいます。リソースが制約された IoT デバイスでも、メッセージングに MQTT を利用するアプリケーションでも、MQTT メッセージブローカーとして機能するサーバーにデータを送信、公開できます。

IoT Edge Connect の特長:
●スケーラビリティ:IoT Edge Connect は、数億ものエンドポイントに対応し、他の IoT またはアプリケーション内メッセージング用クラウドソリューションラインの 10 倍以上ものメッセージをサポートするよう設計されています。デバイスのバッテリー消費を抑制し、データ配信のスピードや量を最適化します。
●使いやすさ:サービスは一連のグローバルサービス(論理的サービス)として設計され、オールインワン・データ・ストリームや分散データベース、キー・バリュー・ストア(KVS)と完全に統合できるため、世界中でシンプルに運用できます。
セキュリティ:エンドツーエンドの相互認証により、接続されたエンドポイントと Akamai Edge Cloud 間の通信の安全性が確保されます。また、この完全マネージド型ソリューションは、データの分離要件にも対応します。
●信頼性:企業は MQTT のメリットを簡単かつ効率的に活用できます。このサービスは、Quality of Service(QoS)の3 つのレベルすべてを満たし、主要クラウドプロバイダーの中で唯一、国際標準化機構(ISO)に準拠しています。

IoT Edge Connect により、開発者は数百万ものエンドポイントとの低レイテンシーインタラクションが可能になり、データをリアルタイムで処理できます。顧客はこのサービスを使用することで、構築すべきネットワーク、コンピューティング環境、データベースの数を抑え、セキュリティ侵害を減少させながら、管理性を向上することができます。これにより、高価な IoT ネットワークやアプリケーション内メッセージングネットワークを独自に開発、管理する必要がなくなります。

アカマイの IoT 部門担当 Vice President 兼 CTO である Lior Netzer は次のように述べています。
「アカマイが提供する次世代のメッセージングは、スケーラビリティ、シンプルな運用性、高度なセキュリティを備えています。メッセージングコンポーネントの統合や管理は目立たないけれども必要不可欠なものであり、お客様が主要事業に集中できるターンキーソリューションを提供していると確信しています。IoT Edge Connect により、アカマイは Edge のパワーをさらに活用し、コネクテッドデバイスとアプリケーションを次の最先端に導いて行きます。」

Edge Cloud と IoT Edge Connect について詳しくは、こちらのリンクをご覧ください。
https://www.akamai.com/jp/ja/products/performance/iot-edge-connect.jsp

アカマイ について:
アカマイは世界中の企業に安全で快適なデジタル体験を提供しています。アカマイのインテリジェントなエッジプラットフォームは、企業のデータセンターからクラウドプロバイダーデータセンターまで広範に網羅し、企業とそのビジネスを高速、スマート、そしてセキュアなものにします。マルチクラウドアーキテクチャの力を拡大させる、俊敏性に優れたソリューションを活用して競争優位を確立するため、世界中のトップブランドがアカマイを利用しています。アカマイは、意思決定、アプリケーション、体験を、ユーザーの最も近くで提供すると同時に、攻撃や脅威は遠ざけます。また、エッジセキュリティ、ウェブ/モバイルパフォーマンス、エンタープライズアクセス、ビデオデリバリーによって構成されるアカマイのソリューションポートフォリオは、比類のないカスタマーサービスと分析、365日/24時間体制のモニタリングによって支えられています。世界中のトップブランドがアカマイを信頼する理由について、およびTwitterの@Akamai_jpでご紹介しています。

私的証券訴訟改革法に基づくアカマイの声明
本リリースには、1995 年私的証券訴訟改革法に基づくセーフハーバー条項の将来の見通しに関するステートメントとなる、アカマイ経営陣による未来の予測、計画、見通しに関する情報が含まれています。IoT 市場が期待されたように成長しないこと、アカマイの投資戦略の変更、新たに導入されたソリューションが期待されたように機能しない、上述の潜在的なメリットをもたらさない、または、意図された市場のニーズに応えられないこと、アカマイのネットワークインフラストラクチャの不具合、Akamai の年次報告書 Form 10-K、四半期報告書 Form 10-Q、およびその他の SEC に関する定期文書に記載されているその他の要因を含むが、これらに限定されないさまざまな重要要因により、これらの将来の見通しに関する記述によって示されたものと実際の結果が大幅に異なる可能性があります。

配信元企業:アカマイ・テクノロジーズ合同会社

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