筆者の長女は、現在私立中高一貫校の中3年生です。
中学受験専門塾に入るには、新小3(小2)の2月がちょうどよいといわれています。
詳しい中学受験事情を知らなかったため、小1から小3の5月まで地元の小さなプリント学習塾に通わせていましたが、トラブルがあって退塾しました。
その後、気持ちが落ち着いた小4から中学受験専門塾へ入塾。
そのときのトラブルがどういったものだったのか、参考までにご紹介いたします。
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筆者は、小1から中学受験専門塾への通塾は早いと考えていました。
そこで、小3までは「勉強のくせづけ」として地元の小さなプリント学習塾に入塾させました。
お試し期間があったので、おおよその退出時間がわかりました。
塾へ行った時間から逆算してお迎えに出ていたのですが、小3の4月から長女の表情に変化が起きました。
少し泣きそうになりながらも、「何もないよ、ママ」と子どもはいうので、少し気になりながら、家へ帰る日が続きました。
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4月下旬に入り、手の甲が腫れ上がった痕や、消しゴムがないことに気が付き「塾で何かあったのではないか」と、塾に問い合わせをしました。
責任者の先生からは「特に担当の先生から報告はないです」との回答でした。
ところが、毎回教室から泣きながら出てくるので、長女から話を聞き出しました。
いたずらを通り越した行為が…
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長女から聞き出せたことは、
- 1学年上の男子が入塾してから筆箱の中身をばらまかれた
- 同じ子に学習中のプリントを取り上げられて、勉強ができなかった
- 先生に見つからないように、手の甲をつねられた
といういたずらを通り越した行為が行われていました。
主人にも相談して、一度長女へのいたずらのことと、今後の対応を塾と話し合うことにしました。
責任者の先生と担当の先生に温度差が…
まず長女から聞いた内容を全て話しました。
責任者の先生は、一生懸命謝って「該当の生徒とお母さんとは、後日話し合って対応を決める」と話してくれました。
担当の先生は、軽く「すみません」の一言のみです。
その後塾側は、相手の子どもや親を交えた面談はなく、塾へ通う日をずらすことで対応することになりました。結局、この子どもは退塾しています。
一方で、「もう塾を切り替えようか」と考えていた矢先に、担当の先生が、長女への添削や指導を行わないようになりました。
話し合いをしたものの、退塾することに
話し合いを始めると、担当の先生は以前のいたずらについては「記憶にないです」の一点張りで、長女への指導を拒否したことは、「気に入らないからです」と驚く発言をしました。
さすがに、責任者の先生も驚いていて、筆者と主人は「これでは安心してここへ子どもを預けられない」と、退塾の手続きをすぐ取ると伝え、その場で手続きをしました。
後日、責任者の先生から連絡があり、事前研修での教育が甘かったことの詫びがありました。
担当の先生はその後退職したそうです。また、特別にということで学費返金の申し出がありましたがお断りしました。
それよりも、長女の心の傷にならないか、心配でなりませんでした。
その後の長女の進路は…
トラブル後、すぐ中学受験専門塾へとは考えず、しばらくは自宅でドリルをさせて、小4になる前に「そろそろ塾通いしてみる?」と聞いて、長女の反応を見ながら塾探しを始めました。
塾選びは迷いましたが、筆者が高校受験で通っていた塾で中学受験対応をしていると知り、問い合わせて長女と一緒に面談と見学をしました。
見学後の面談で、プリント学習塾でのトラブルのことを話して、「それなら2対1の個別指導コースはどうでしょう?」という提案があり、お試し授業を2回受けてから、通塾を始めました。
校舎の責任者の先生や各教科の先生が、丁寧かつ非常に面倒見がよい方ばかりでしたので、安心して子供を預けることができました。
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その結果、中学受験をし、志望校に合格して、毎日元気に通学しています。
家計から学費を捻出し、子供に勉強を教えてもらうために預けているのに、いたずらをしている生徒への注意を怠り、その後叱られた腹いせに長女の指導拒否をされたのは、今でも驚くばかりです。
長女は、うっすらと記憶にはあるのですが、今では元気に学校に通っています。
嫌な思いはしたけれど、その後、いい先生方に恵まれて無事合格したので、結果としてかたのかもしれません。
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