(左から)福島、えなこ、熊谷
(左から)福島、えなこ、熊谷

映画『X-MEN:ダーク・フェニックス』公開記念イベントが17日、都内で行なわれ、お笑いコンビ・ガリットチュウの福島善成熊谷茶、本作の公式コスプレイヤーである、えなこが登壇した。

今作は、遺伝子の異常により特殊能力を持ってしまったミュータントと人間たちの戦いを描いた作品。前作『X-MENアポカリプス』(2016年)から10年後を舞台に、X-MENの仲間のひとりであるジーン・グレイ(ソフィーターナー)が、事故により心の闇に潜んでいたもうひとつの人格"ダーク・フェニックス"を覚醒させてしまい、敵となって対峙するというストーリーだ。

イベントではまず、テレパシー能力を持つプロフェッサーX(ジェームズ・マカボイ)に扮した熊谷が登場。普通のイベントでは、そのままゲストらのトークが始まるが、今回は熊谷が会場に呼びかけると、一般のコスプレイヤーたちも壇上に集結。20人以上のX-MENメンバーが立ち並び、さながらコスプレオフ会のような壮観な光景となった。

一般のコスプレイヤーたちと集合写真も撮影
一般のコスプレイヤーたちと集合写真も撮影

しかし、肝心の主人公、ダーク・フェニックスは見当たらず。再び熊谷の呼びかけで現れたのは、ダーク・フェニックスのコスプレをしたえなこだった。設定が細かく"コミック版"のコスプレだといい、ファンを唸らせたが、えなこ本人は

「今回は強い女性のコスプレです。それよりもびっくりしたのが、(壇上の)コスプレイヤーさんたちのコスプレがすごくて! 舞台袖でずっとちらちら見ていたんですよ」

と、一般のコスプレヤーのクオリティに感嘆した様子だった。

そしてイベントでは、予告編でもお馴染みのワンシーンを再現して撮影する場面も。ダーク・フェニックスが"パワー"を使って仲間たちが吹っ飛ぶ場面だが、練習ではタイミングが合わなかったり、飛び方が甘かったりと練習ではうまくいかず。

しかし、ここでえなこがコスプレイヤーとして本領発揮。普段からさまざまなシチュエーションやポージングで撮影しているえなこは、「うしろにこうやるといいですよ」「(飛ぶ方向は)横のほうがいいと思います」など、ほかの登壇者に指示。的確なアドバイスのおかげか、いざ本番となるとガリットチュウのふたりをはじめ、壇上のコスプレイヤー全員が見事に吹っ飛び成功。しかし、一瞬の出来事だったため、えなこは「(撮影は)大丈夫ですか?」と会場のファンたちに気遣っていた。

映画『X-MEN:ダーク・フェニックス』は6月21日(金)より全国公開。また前日の20日(木)には東京・新宿と大阪・梅田で過去作品の「X-MEN新シリーズイッキミ上映」も予定されている。

取材・文・撮影/小山田滝音

ダーク・フェニックスに扮したえなこ