2019JリーグYBCルヴァンカッププレーオフステージ第一戦が19日に各地で開催された。

グループDを3勝3敗の2位で通過したジュビロ磐田が、グループAを2勝3分け1敗で首位通過した北海道コンサドーレ札幌ヤマハスタジアムに迎えた。

前半は劣勢だった札幌は48分、藤村のスルーパスに抜け出したアンデルソン・ロペスがボックス右でGK三浦に倒されてPKのチャンスを獲得。これを自ら決めて先制に成功する。

その後、57分にロドリゲスの豪快弾を許した札幌だったが85分、進藤のフィードに抜け出したルーカスフェルナンデスがボックス右外からクロスを送ると、ゴール前のアンデルソン・ロペスが左足で押し込んで勝ち越しに成功。2-1で勝利した札幌はノックアウトステージ進出へ前進した。




グループCを2勝1分け3敗の2位で通過した名古屋グランパスと、グループBを3勝3分けの無敗で首位突破したベガルタ仙台がパロマ瑞穂スタジアムで対峙した。

試合のイニシアチブを握る名古屋は17分、マテウスがボックス手前までボールを運び、杉森を経由してボックス右の前田へボールが渡る。その前田がグラウンダーのクロスを送ると、ファーサイドの赤崎が押し込んで先制に成功する。

名古屋はその後もポゼッションを高めると72分、前田とのワンツーから小林がボックス右へクロス。マテウスが倒れこみながらダイレクトで放ったボレーシュートをは、GKシュミット・ダニエルに弾かれたながらもゴールに吸い込まれた。2-0で快勝した名古屋ノックアウトステージ進出へアドバンテージを得た。


グループBを3勝2分け1敗の2位で通過したFC東京と、3勝2分け1敗でグループCを首位通過したセレッソ大阪味の素スタジアムで激突した。

ホームの歓声を受けるFC東京は43分、敵陣右サイド深くから送ったナ・サンホのクロスがボックス左外へ流れる。ボールを拾った東が折り返すと、ゴール前の永井のヘディングシュートが決まり先制に成功する。

追加点を狙いに行くFC東京だったが、56分の永井のシュートはGK圍の好セーブに阻まれる。さらに、90分にはディエゴ・オリヴェイラが圍との一対一の局面を迎えたが、ジャストミートすることはできず。追加点を奪うことはできなかったFC東京だが、ノックアウトステージ進出へ向けてホームで先勝した。


グループAを2勝2分け2敗の2位で突破を決めたV・ファーレン長崎が、グループDを3勝2分け1敗で首位通過を決めたガンバ大阪とトランスコスモススタジアム長崎で対戦した。

ペースを握るアウェイのガンバ大阪は31分、敵陣右サイドの深い位置でボールを受けたオ・ジェソクがクロス。これは長崎DFに処理されたが、こぼれ球を拾った田中が右足を振り抜きゴール右へ突き刺した。

勢いに乗るG大阪は54分、ボックス右を個人技で打開したアデミウソンのマイナスの折り返しに、ニアサイドに走り込んだ倉田が合わせて追加点を奪う。その4分後には、2点目をお膳立てしたアデミウソンが米倉のクロスを胸で合わせて3点目を奪った。

G大阪の勢いは止まらない。82分、藤本がボックス左からクロスを供給。ファーサイドの米倉が折り返し、最後は中村が押し込んで4点目を奪った。90分に大本の一発を浴びたG大阪だったが、アウェイで大勝を収め、ノックアウトステージ進出に大きく近づいた。


ジュビロ磐田 1-2 北海道コンサドーレ札幌
名古屋グランパス 2-0 ベガルタ仙台
FC東京 1-0 セレッソ大阪
V・ファーレン長崎 1-4 ガンバ大阪

なお、リターンレグは26日(水)にそれぞれ行われる。
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