――まずは初稽古、お疲れ様でした! おふたりは、今作が初共演だそうですね。

山本 そうなんです、今回が初めましてですね。

髙﨑 今まではそんなに共通点はなかったんですよね。これから先、共演の機会も増えたらいいな、と思います。

――『家庭教師ヒットマンREBORN!』the STAGE(以下、リボステ)は、昨年6月に初演が行われました。山本さんは前作に続いての出演です。

山本 初演のときから続編もやりたいとみんなで話していたので、決まったときはめちゃくちゃうれしかったです。僕自身、山本武がすごく好きなキャラクターですし、またこうやって演じることができるのは本当にありがたいことですね。もちろん、前作と同じキャラクターを演じるからには、前作以上のものを見せなければいけないという思いもありますから、いい意味でプレッシャーもあります。

――髙﨑さんは、今回がリボステ初出演になります。『家庭教師ヒットマンREBORN!』という作品にはどんな印象がありますか?

髙﨑 僕が中学生時代に原作漫画が連載されていた作品ですし、僕自身もリアルタイムで読んでいたので、携われることが決まって、純粋にすごくうれしかったです。初演が発表されたときは、リボーンをどうやって演じるんだろうと思ったのが、すごく印象に残っていますね。

――おふたりは『家庭教師ヒットマンREBORN!』という作品のどんなところが魅力だと思いますか?

髙﨑 ツナが周りからいろんな影響を受けて、どんどん成長していく物語がいいなと思います。

山本 ツナの成長物語であるところは、やっぱり魅力的ですよね。ボンゴファミリーもヴァリアーも、どちらもがツナに影響を与える立場なので、舞台でもツナにいい刺激を与えられるようにやっていきたいです。

――リボステでは山本さんが髙﨑さんの先輩になるわけですが、髙﨑さんは今の段階で山本さんに何か聞いてみたいことはありますか?

髙﨑 初演はアニメのOP曲を使っていますよね。あれが流れると、それだけでテンションが上がると思うんですが、実際いかがでしたか?

山本 すごく上がりますよ! 自分がステージに出るときにOP曲がかかっていることで、ものすごくハイな気持ちになります。毎日のようにそこではテンションが上がっていましたね。

髙﨑 本番中にそうして上がれることってなかなかないから、楽しみですね。

――それぞれのキャラクターにはどんな印象がありますか? まずは“山本”から。

山本 山本(武)はなかなかつかみきれないんですよね……。底抜けに明るいけれど、急に本気になる部分があるので、セリフを言うときは本気かそうじゃないのかを、つねに考えるようにしています。

髙﨑 僕は、正統派のスポ根男みたいなんだけど柔和なところもある山本というキャラクターが好きなんですが、たしかにつかみきれない雲のようなところもありますよね。でも、今日の台本読みの段階で、山本さんの芝居を見て「山本がいる!」と感じました。

――“スクアーロ”はいかがですか?

髙﨑 スクアーロは、作品で一番うるさい(笑)。“にぎやかし”の部分も担っているキャラクターだと思うので、そこも含めて、いい意味でちゃんと“悪役”になりたいと思います。スクアーロが悪として立っていないと、山本のキャラも立たなくなっちゃうので。

山本 スクアーロは台本読みのときの第一声からすごかったですよ。「スクアーロだ!」と思って見ていました。

髙﨑 みんなの笑い声が起きていましたよね(笑)スクアーロはやっぱりそういう立ち位置なんだなと思いました。

――演じるにあたって、心がけていることを教えてください。

髙﨑 スクアーロは、アニメイメージがすごく強いキャラクターだと思うので、アニメの声や叫ぶ姿を大切にしています。一方で、マンガアニメで描かれてないような、舞台にしかない人間らしさ、演劇的な部分をちゃんと表現したいと思っています。山本やヴァリアーのメンバーとの関係もきちんと演じていきたいですね。

山本 原作やアニメはめちゃくちゃ参考にしますよね。声優の方の声質もマネたりもしますが、人間っぽさというのは舞台でしか出せない部分だと思うので、表情や動きにはすごくこだわっています。僕はまだ(このインタビューのときには)スクアーロビジュアル写真を見ていないので、早く見たいです。

髙﨑 僕もビジュアルが楽しみですね。すごいスタッフさんが集まっているので、ご期待いただければ嬉しいです(笑)

山本 でも、長髪で殺陣をやるのはちょっと大変そうだよね。

髙﨑 そう! しかも、スクアーロ左利きなんですよ。僕は右利きだし、そのうえ武器が手持ちの剣ではなくて、腕にくっついているような形。どちらも初挑戦ということもあってちょっと緊張しています。

――いわゆるアニメマンガが原作の舞台では、やはりアニメの声を意識されるんですね。

髙﨑 もちろん全部をマネしようというわけではないのですが、アニメイメージというのはファンのみなさんのなかですごく強くあると思うので、意識はします。

山本 気にしますよね。でも、「キャラクター三次元にいたらこうなる」ということを表現するのも舞台に求められていることだと思うんです。声だけでなく動作もそうですし、アニメや原作に描かれていない、細かい一歩も研究していかないと、舞台としては成り立たないかなと。だから、アニメも参考にしつつ、でもそれにとらわれすぎずに作っていけたらと思っています。

――今回は、ボンゴレ次期ボスの証である“リング”を巡る争いが描かれますから、ある守護者が戦っているときにほかの守護者たちがどうしているかというのを舞台では観られるわけですよね。

山本 そうなんです。自分が戦っていなくても、舞台の上にいればそれはお客さんに見えるので、スポットが当たっていなくてもそのキャラクターであることは意識しないといけないですね。

髙﨑 とくに「vsヴァリアー編」は原作でもかなり人気のエピソードですから、やっぱりプレッシャーは感じますね。

――作中には「大空」「嵐」「雨」「雲」「晴」「雷」「霧」という7つの属性のリングが登場します。おふたりはお互いに対してどの属性が合うと思いますか?

髙﨑 難しいですね~……。僕は山本(涼介)くんにクールでかっこいいイメージがあったんですね、雲雀(恭弥)みたいな。だから、雲雀の「雲」が合いそうだという印象があります。

山本 僕は髙﨑さんに今日、初めてお会いして、すごく面白い人だなと思ったんですよ。左耳のことで(笑)

――左耳……ですか?

髙﨑 じつは僕、先日、指を左耳に入れたら内出血をしてしまって……(笑)

山本 それを今日の自己紹介のときに、いきなりみんなの前で話していたから、すごい人だと(笑)。そう考えると何かを巻き起こしそうなので「嵐」ですかね。

――ちなみに、初稽古を経て、髙﨑さんから山本(涼介)さんへの印象は「クール」から変化しましたか?

髙﨑 今は気さくな人だと思っています。雲雀みたいに「咬み殺す」って言われたらどうしようと思っていたけど(笑)

山本 完全に危ないヤツだ(笑)。でも僕、クールどころか、初演のときは役者のなかで一、二を争うくらいうるさいって言われていたんですよ。

髙﨑 そうなんだ。今後の稽古で印象がどう変わっていくのか楽しみです!

――では最後に、読者へメッセージを。

山本 初演はツナのバトルシーンが多かったんですが、今回は各キャラクターの見せ場もあります。「vsヴァリアー編」のパート2につながる部分もしっかり見せたいし、剣術・時雨蒼燕流やスクアーロとの水のなかでの戦いも、よりかっこよく見せられるように稽古を頑張ります。

髙﨑 初演が好評だったからこその「vsヴァリアー編」ということで、ハードルは高いですが、ファンの方が心待ちにしている作品なので、プレッシャーを力に変えたいですね。今回は人間関係も細かく描かれると思うので、頑張って素敵な作品に仕上げられたらと思います。


〈『家庭教師ヒットマンREBORN!』the STAGE–vs VARIA partⅠ-〉
6月14日(金)~23日(日) 東京・シアター1010
6月27日(木)~30日(土) 大阪・柏原市民文化会館 リビエールホール

原作 天野明『家庭教師ヒットマンREBORN!』(集英社 ジャンプ コミックス刊)
STAFF 演出・脚本/丸尾丸一郎(劇団鹿殺し)
CAST ニーコリボーン役) 竹中凌平(沢田綱吉役)/原嶋元久獄寺隼人役) 山本涼介(山本 武役) 上杉 輝(笹川了平役) KIMERUランボ役) 岸本勇太(雲雀恭弥役)/林田航平(XANXUS役) 髙﨑俊吾(S・スクアーロ役) 高木勝也(ルッスーリア役) 大海将一郎(ベルフェゴール役) 八巻貴紀(レヴィ・ア・タン役) 甲斐千尋(マーモン役) 横田 遼(ゴーラ・モスカ役)/山田ジェームス武(ディーノ役) 深澤大河(コロネロ役) 山内圭輔(Dr.シャマル役)/河合龍之介(沢田家光役) 前田大翔(バジル役) 石田佳央(山本 剛役) 伊藤優衣(笹川京子役) 本西彩希帆(三浦ハル役) ほか

チケット 一般7,222円、プレミアムチケット10,000円(各税別)※税込表記で確認

舞台公式サイト
https://www.marv.jp/special/reborn-the-stage/


© 天野明/集英社
©『家庭教師ヒットマンREBORN!』the STAGE製作委員会