大切な人との出会いなどを、「運命」と位置づける人も多くいる。しかし、たやすく運命と認定している人に対して、あまりいい印象を持たない人もいるようだ。
■3割以上が運命を信じず
しらべぇ編集部では全国10〜60代の男女1,721名を対象に、「運命について」の調査を実施。
「運命など信じない」と答えた人は、全体で35.5%と約3人に1人はいることが判明したのだ。
■未来は自分で切り開きたい
性年代別では、10代男性が一番多くなっている。
若い男性は、運命を信じないのだろうか。
「人生のすべてが運命で決まっているなんて、ものすごくつまらなく感じてしまう。せっかく生まれてきたならば、人生は自分で決めたものを選んでいると思いたい。
だから、運命とかやたらという人は、あまり好きにはなれない」(10代・男性)
■家族との出会いが運命
昔は運命を信じていなかった男性だが、結婚して子供ができてから考えが変わったという。
「僕も若い頃は、あまり運命とかいう言葉が好きではなかった。でも妻と出会ってこうやって結婚して、子供が自分の元に生まれてきてくれたのは運命だと感じている。
そうやって家族の絆が運命と思えた頃から、友達や職場の人たちもなんらかの縁があってできたつながりだから運命なのかもしれないとも考えるようになってきた」(40代・男性)
■運命をいい意味でとらえる
いい運命だけを信じて、大切にしていきたいという女性も。
「占いで悪く言われたからといって、『私は最悪な運命なんだ』と悲観するのは意味がないと思う。運命は悪い言葉でなくて、もっとプラスなものなんじゃないかな。
たくさんの人がいる世界の中で、今いる大切な人たちと出会えたことは奇跡だと思う。そんな楽しいものを大切にしていき、嫌な運命は変えていきたい」(30代・女性)
運命という言葉に振り回されすぎないことが、楽しい人生には重要なのかも。
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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2019年5月17日~2019年5月22日
対象:全国10代~60代の男女1,721名(有効回答数)
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