いよいよ公開の『ガールズ&パンツァー 最終章』第2話を盛り上げるリレーインタビュー企画が、「アニメディア」で連載中。7月号の第3回は武部沙織役の茅野愛衣が登場。本作の主人公西住みほ役の渕上舞と一緒に、「最終章」第2話の見どころや、今後の展開の予想などが掲載。超!アニメディアでは、本誌に掲載しきれなかった部分を含めたロング版をご紹介。


――上映を直前に控えて、現在のお気持ちはいかがですか?

茅野 沙織はみぽりん西住みほ)の最初の友達のひとりなので、上映直前の盛り上がるタイミングでこういう楽しい企画に参加できてうれしいです。私もいち『ガルパンファンとして第2話を楽しみにしていたので、「長く待ったな」という気分なんですけど……、そもそも第1話の上映開始からどのくらい経つんだっけ?

渕上 だいたい1年半(小声)。

茅野 そんなに(笑)。でも第2話のアフレコのときに台本を読んで、「これなら時間がかかっても仕方ない」って納得したんですよ。お話のボリュームがすごいし、登場人物もとにかく多い。完成した映像を観たらきっと、お話の内容を知っていたとしても感動するだろうなと思っているので、楽しみにしているんです。

渕上 でもこのペースだと、『最終章』が終わるのは何年後になるのか全然わからないから、自分自身の先の健康を心配しなくちゃいけないんだけど。

茅野 そうだね。沙織としてもこれからの試合の行方とか、いろいろ気にしていると思いますけど、私自身は『ガルパン』がこれからどうなってしまうのか、気になって仕方がありません。

――沙織は『最終章』では、生徒会の広報に就任しているなど、立場の変化がありました。最近の沙織の印象は?

茅野 そもそも「あんこうチーム」は5人でひとつという意識だったので、(五十鈴)華と(秋山)優花里、沙織の3人だけが生徒会として切り取られていることにまだ慣れていなくて。でも、すごくバランスのいい3人だなと思っているんです。華は威厳があるから生徒会長にぴったりだし、優花里は積極的に動いてくれる子なので華の右腕としていっぱい活躍してくれそうな気がしています。沙織はおしゃべりが大好きだから、広報という役職はまさにお似合いです。

渕上 沙織ってすごく社交的で、先輩後輩問わずみんなに慕われているから、まさに広報向けの性格って印象でした。それに「モテモテになれそうだから」って理由で戦車道を始めるとか一見すると軽そうな性格に見えるんですが、通信手としてのスキルアップのためにアマチュア無線技士の資格を取るなどしていて、根は真面目なんですよね。だから、生徒会でも活躍してくれそうな気がしています。

茅野 とりあえず資格を取るっていう思考が、まさに現代の女子って感じだよね。

渕上 たしかに。なんとなくだけど「将来のため」とか言って、医療事務やボールペン字の資格とか取ってそう(笑)

茅野 取ってそう!(笑) 沙織みたいな普通の女の子が戦車に乗ってるっていうのが、『ガルパン』のおもしろいところだなって本当に思います。

――沙織とみほの現在の関係性についての印象も、教えてください。

茅野 私、沙織がみほを「みぽりん」って呼んでいるのが大好きなんです。響きがかわいくて親しみやすいから、つい口に出したくなります。みぽりんはこれまでのお話のなかで大きく成長して、戦車道の腕前に関しては登場人物たちのなかでも別格です。けれど、みぽりんがどんなに大きな存在になっても、沙織にとってみぽりんみぽりんで、いつまでも変わらないのかなという気がしています。

渕上 沙織とみほって、いい意味で出会ったころと何も変わっていないんだよね。沙織は最初にみほへ声をかけてくれたときから、ずっとみほのいい友達でいてくれた。もし、これからみほが道を間違えて何か悪いことをしそうになっても、沙織なら「そんなのみぽりんじゃない!」って怒ってくれるだろうね。

茅野 そういえばTVシリーズ(11話)で、試合中にトラブルを起こした1年生たちを助けに行くかどうか迷っていたみほに「行ってあげなよ」って声をかけたのも沙織だった。このふたりの関係性は、今後もずっと変わらないだろうね。

――「無限軌道杯」1回戦の相手であるBC自由学園についての印象は?

茅野 これまではキャラクターの雰囲気って、学校ごとにある程度統一性があったじゃないですか。でもBC自由学園はふたつの勢力が対立しているという設定だからか、キャラクターの個性もバラバラなんですよね。おもしろいチームが出てきたなという印象でした。

渕上 最初、マリーとかのビジュアルだけ見たときは、何となく聖グロリアーナ女学院と似たような感じの学校なのかなって思っていたんだけど、ふたを開けてみたら全然違ってびっくりしたよね。

茅野 毎回思うけど、こんなにキャラクターを出して個性が被らないのって本当にすごいよね。第2話ではBC自由学園との試合の決着が描かれるんですけど、個人的にはこのあと大洗女子学園との関係がどうやって続いていくのか気になっているんです。今後も目が離せないチームなのかなって思っています。

――『最終章』は今後、どんな展開になると思いますか? 渕上さんには以前お答えいただいているので、ぜひ茅野さんの予想を聞かせてください。

茅野 なかなか難しい……。まいまい(渕上)は、以前なんて答えたの?

渕上 私は、大洗女子学園は「無限軌道杯」で負けると予想してる。今回優勝するのは、(逸見)エリカが新しく隊長になった黒森峰女学園じゃないかなって。

茅野 ちょっと!? みぽりんが勝利を信じなくてどうするの! そんな予想、まいまいから聞きたくなかったよ(笑)。私はハッピーエンドが好きだから、どんな形であれ、みんなが笑っているような終わり方ならそれでいいと思うけど。

渕上 じゃあ、こんなシチュエーションはどうかな? まず大洗女子学園が試合に負けて「このままじゃ桃ちゃんが……」ってみんな落ち込んでいる。

茅野 負けるのは変わらないんだ(笑)

渕上 そこに颯爽と駆けつけるのが、これまで大洗女子学園を廃校にしようと躍起になっていた文科省の役人! 「河嶋さんにいい話があります」って推薦の話を持ってきて、みんなで大喜び。そういう感じなら茅野ちゃんも問題ないよね?

茅野 たしかにそれなハッピーエンドかもしれないけど、そんなオチでファンの皆さんが納得してくれるかな?

渕上 水島(努)監督なら、きっとうまくやってくれるでしょう。

茅野 丸投げにもほどがある(笑)。じつは第2話で沙織が桃と絡むシーンがありまして、それがすごく心温まるやりとりなんですよ。桃には幸せになってほしいので、私は大洗女子学園が優勝して、桃も志望校に進学できると信じています!

渕上 あと個人的には、世界代表戦とかやってほしいかな。これまでのメンバーから選抜して日本代表チームとか作って、世界の強豪と戦うエピソードが見たい。

茅野 それはいいね。まいまいがこういう機会で語ったことって、本当に実現することが多いから期待しちゃう。大洗女子学園が負けるのはダメだけど(笑)

渕上 大丈夫、どんな形であれ、いいエンディングを用意してあるから。

茅野 まいまいが話を考えているわけじゃないでしょ(笑)。でもその言葉を信じて、今後のお話を楽しみにしているよ。

――ここからは、前回に華役の尾崎真実さんからいただいた質問です。普段からやさしくて人当たりのいい茅野さんの“包容力”がどこから来ているものなのか、ぜひ聞いてみたいということでした。

渕上 そう、茅野ちゃんってみんなにやさしいから、「人類みんな友達」みたいな雰囲気を出しているなって、前回(尾崎)真実さんと話してたんだよね。苦手なタイプの人っているの?

茅野 別に「人類みんな友達」とは思っていなくて、たとえば隣の人のイヤホンから音が漏れていると気になっちゃうし、普通の感覚を持っていると思うよ。苦手なタイプは……しいていえば私は言葉のキャッチボールが好きだから、こっちの話を聞かずに、一方的に自分の意見だけを言ってくるような人は苦手かも。

渕上 なるほど。考えてみればあんこうチームキャスト陣って、けっこう言葉のキャッチボールがうまくいってる印象があるね。みんな性格バラバラなのに。

茅野 バラバラだからこそ、お互いの個性を尊重し合って、自由な雰囲気を作れているのかなって気がする。

渕上 茅野ちゃんって場をまとめてくれるから、あんこうチームお母さんみたいな存在だって思っているんだよね。以前「大洗あんこう祭り」の打ち上げで、みんなであんこう鍋を食べていたときに私が白身ばかり食べていたら、茅野ちゃんが「栄養があるんだからいろいろな部位を食べなさい」って言ってきたことがあって。あれも「お母さんっぽい!」と思って、ものすごく印象に残っていて。

茅野 付き合いの長いまいまいから「お母さんみたい」って言われるのは、気恥ずかしいんだけど……。あんこうチームキャスト陣の付き合いってかなり長いから、たまにイベントとかの機会で集まると、久しぶりに親戚と会ったみたいな感じがしてうれしくなるんだよね。だから、つい家族みたいに接しちゃうの。

――では、次回に登場する冷泉麻子役の井口裕香さんに聞いてみたいことは?

渕上 ゆかち(井口)はあんこうチームキャスト陣で間違いなく、一番のオシャレさんなんです。個人的には、ふだんどんなところで流行とかをチェックしているのかぜひ聞いてみたいんですよね。茅野ちゃんは何か聞きたいことある?

茅野 私は服や装飾品とかにこだわりがないから、流行のファッションとかは全然わからないんだけど、ゆかちの琴線がどんな部分にあるのかは知りたいかな。「最近ときめいたことは何ですか?」って、ぜひ聞いておいてもらえればと。

――わかりました。では、次回のインタビューに向けてパンツァーフォー

【ふちがみ・まい】5月28日生まれ。福岡県出身。m&i所属。
【かやの・あい】9月13日生まれ。東京都出身。大沢事務所所属。

<『ガールズ&パンツァー 最終章』作品概要>
タイトル:『ガールズ&パンツァー 最終章』第2話
■公開表記:2019 年 6 月 15 日(土)劇場上映
■配給:ショウゲート

スタッフ
監督:水島 努/脚本:吉田玲子キャラクター原案:島田フミカネキャラクターデザイン総作画監督:杉本 功/考証・スーパーバイザー:鈴木貴昭
キャラクター原案協力:野上武志ミリタリーワークス:伊藤岳史/プロップデザイン:竹上貴雄、小倉典子、牧内ももこ、鈴木勘太
3D 監督:柳野啓一郎/モデリング原案:原田敬至、Arkpilot3DCGI:STUDIO カチューシャグラフィニカ/色彩設計:原田幸子/美術監督:平柳 悟
撮影監督:関谷能弘、棚田耕平/編集:吉武将人/音響監督岩浪美和/音響効果:小山恭正/録音調整:山口貴之/音楽:浜口史郎
アニメーション制作:アクタス/製作:ガールズ&パンツァー 最終章 製作委員会/配給:ショウゲート

キャスト
西住みほ:渕上 舞/武部沙織茅野愛衣五十鈴 華:尾崎真実秋山優花里中上育実冷泉麻子井口裕香/角谷 杏:福圓美里
小山柚子高橋美佳子/河嶋 桃:植田佳奈磯辺典子菊地美香近藤妙子吉岡麻耶/河西 忍:桐村まり/佐々木あけび:中村 桜
カエサル仙台エリエルヴィン:森谷里美/左衛門佐:井上優佳/おりょう大橋歩夕/澤 梓:竹内仁美/山郷あゆみ:中里 望
丸山紗希小松未可子阪口桂利奈多田このみ宇津木優季山岡ゆり大野あや:秋奈/園みどり子井澤詩織ナカジマ山本希望
ねこにゃー葉山いくみ蝶野亜美椎名へきるマリー:原 由実/安藤:津田美波/押田:安済知佳

ガールズ&パンツァー 最終章』公式サイト
http://girls-und-panzer-finale.jp/

ガールズ&パンツァー 最終章』公式ツイッター
https://twitter.com/garupan

(c)GIRLS und PANZER Finale Projekt