6月18日に行われたアンジュルムのコンサートツアー 2019春ファイナル 和田彩花卒業スペシャル 輪廻転生〜あるとき生まれた愛の提唱〜にて、アンジュルムを卒業した和田彩花。彼女が卒業の翌日である19日にブログを更新した。短い文章ではあったが同公演での和田彩花の最後のあいさつを全文掲載。メンバーの最後のコメントのニュースと合わせて楽しんでいただけたら幸いです。

【写真を見る】『赤いイヤホン』で魅せたクールな表情。同曲を和田は、第1章のアンジュルムがたどり着いた一つの形の最終形態と語る

■ 和田からファンへのメッセージ

今日、6月18日をもって、私、和田彩花ハロー!プロジェクト、そしてアンジュルムを卒業させていただきます。ここで皆さんに、少し感謝の気持ちを伝えられたらなって思ってお話しさせていただきます。

まずはファンの皆さんですね。ファンの皆さんと私たちはやっぱりアイドルとファンという関係ではありますけども、本当に楽しいことだったり、まぁ辛いことだったり、悲しいことだったり、悔しいことも、なんか本当にみんなで一緒に乗り越えてきたので、私たちは仲間意識っていうのがすごくあって、その仲間っていう部分に関しては、私たちとファンの皆さんの中では、性別も年齢も、もしかしたら国も関係なく、みんなで仲間っていう意識があって、おんなじ人間だから、みんなで支えていこうっていつもそんな風に言ってくれて、なんかそれって当たり前のことだけども、私たちアイドルとファンの皆さんの関係の中で、そういう当たり前のことを当たり前でいさせてくれたことが、私は本当に嬉しいなと思います。

次はスタッフさんですね。私たちの活動を身近で支えてくださるスタッフさんと、あとはコンサートやライブを作ってくださるスタッフの皆さん。

私たちアンジュルムの可能性だったり出来ることを信じてくれて、いつも一緒に上に行こうって言ってくれるので、だからこそ私たちのパフォーマスが形として成り立つようになったし、でも一番大切なのはココ(胸に手を当てる)だからとか言ってステージに上げてくれて、最高にクールだし、最高に熱くて、最高なチームだなって私は思います。

■ 第2章へと向かうメンバーへも

次はメンバーの皆さんですね。私たちアンジュルムは、私とはーちゃん太田遥香)とれいら伊勢鈴蘭)で年齢が10歳離れてたり、はーちゃんれいらは半年前に入ってきたばっかりで、私は最初からいるんですけども、そういったいろんな違いっていうのがみんなそれぞれ持っていて、ここに集まったきっかけも全然違うし経緯も違うし、なんかアンジュルムにいて私はみんな違うっていいなってことに気付かされて。それも当たり前のことなんだけども、なかなかそういったことを忘れがちだったなって思って、そんなことに気づかせてくれたみんなに感謝だなって思います。だけでもアンジュルムだから時には一つのものに向かってみんなで一生懸命、前に進んで行こうって一つにならないといけないこともあって、その時には愛を持ってみんなでその違いだったり、乗り越えていけばどうにかなるってことをすごく学びましたね。こう言ってしまえば、すごい聞こえはいいんですけど、このアンジュルムっていうのはものすごく賑やかなんですね。ですから常にそれに頭を抱えていました。今後心配なのは食べ残しです。野菜で言うと特にニンジンピーマンパプリカしいたけが残しがちですね。あとは靴を脱いだ時に揃えないんですよ。4日前位まで私がずっと揃えていたんですけど、それすらみんなは気づいてくれなくて。

あとは忘れ物ですね。特に忘れがちなのはスマートフォンと新幹線の切符です。特にむろ(室田瑞希)は座ったところに置いてきてしまう。それは立ったらちゃんと気づいてね。あとは遊びに行く時の予定は誰が決めるんだとか、私の持ち物のUSBを使って遊び始めた時は本当に目が離せなくて、日々そういったことに私は頭を悩ませていました。でもそんなみんなが私は本当に大好きだし、大好きだからこそ、みんなには今後、一人づつがなんか自分の考えだったり、こう思うってことを持ちながら活動していってくれたら嬉しいなって私は思います。そんな素敵なメンバーとスタッフさん、そしてファンの皆さんみんなでアンジュルムを作れて、アンジュルムのライブも作れて、もちろんアンジュルムというグループも作れて、なんか私は本当にそれは嬉しいことだし、とても誇りに思います。ですけど私は明日からグループではなく和田彩花として生きますね。だから明日からは自分がやっぱり何を守って何を愛して、どんな夢を持ってそれをどう叶えていくのかってことを今一度考え直して、自分の中で向き合ってきたいなってすごく思ってます。こういった活動があったから本当にいろんなことに気づけたし、私はやっぱりそういった向き合う中でアイドル、そして女性のあり方についても今一度見つめ直していきたいなって思います。それで私はアイドルの解釈を幅を広げるために、またステージに戻ってくることが次の夢であり次のやりたいことなので、それに向かって頑張っていけたらいいなと思っております。本当に改めて言いますけど、長い間、熱い声援とたくさんの愛をありがとうございました。

和田彩花、最後のあいさつ

さっきはアンジュルムにいたからこそ、みんな違うっていう風に気づいたってちょっと言ったんですけど、卒業発表してから、みんなと私が卒業した後のスケジュールとかが決まっていくと、本当に嬉しいこともたくさんあったし、もちろん悔しいこともあって、そういうのをみんなと一緒に聞いたりしているときに、私もその時いないはずだけど、みんなが喜んでると私もすごく嬉しかったし、みんなが悲しいと私も悲しくなっちゃったから、本当にみんなはバラバラなんだけども、ずっと心は一緒なんだなっていう風に、この一年で気づきました。だから、これからは同じ場所では活動はしないけども、ずっと仲間であり、ずっと一緒だなって思いはみんなずっと思ってお互いそれぞれの道を輝かせていけたらいいんじゃないかなって思うし、今日の11時59分までしっかり面倒を見てですね、みんなの。ケアをして、みんなを次の第2章に送り出し、私も第2章に歩いていきますので、お互いそれぞれ頑張りましょう。皆さんも少しさみしい気持ちもあるかもしれませんけど、ぜひお元気で、ご飯をしっかり食べて、よく寝て、そしてやるべきことをお互いしっかりやりましょう。そしてまたどこかで、みんなで会える日を楽しみにしています。今日は本当にありがとうございました

また、翌日にブログを更新した和田は

「寂しさはあるけど、

昨日、無事に未来を迎えました。

たくさんの応援、ありがとうございました。

その未来を自分の手で掴むために、

私はもっともっと自分に向き合ってきます。

何を守り、愛するのか、そして、どんな夢を抱き叶えていくのか、向き合ってきます。

そして、またいつかみなさんと会える日を楽しみにしています。」(原文抜粋)。

この文面にファンは「あやちょが戻ってくるのが楽しみ!」「昨日泣いたのに今日もブログで泣いた」「次の夢も応援する」「あやちょがいないなんて(涙)」「ブログのヘッダーからアンジュルムの文字がなくなってる」など、和田の第2章を応援する声や和田ロスの声が上がっていた。(ザテレビジョン

美しい白いドレスでセレモニーに登場した和田彩花。凛とした女性という言葉が似合う