技量は問わず、誰もがきっと1つは趣味や特技を持っているでしょう。

好きなことがあると、経験を積んで「もっと技量を上げたい」と思うものです。

「若い時に教えてもらってよかった」と思ったこと

調理師になったばかりのころ、みわ(@Watana4444)さんはキャベツの千切りについて料理長から指摘されました。

「千切りキャベツは細ければ細いほどおいしい」という料理長の言葉を聞き、休み時間を削って練習をしていた、みわさん。

そんな中、同僚のフクさんが声をかけてきました。

驚くことに、フクさんは凄まじい速さでキャベツを髪の毛のような細さに切ってしまいます。

しかし、料理長の言葉に反して細いキャベツはまったくおいしくありません。驚くみわさんに、フクさんはこのように説きました。

難しいほうが必ずしも素晴らしいってわけじゃない。

努力する時間は有限だよ。難しさを追求して、素晴らしさを見失わないようにね。

みわさんはこの言葉を心に留めて自らの腕を磨き、後に料理長になることができました。

きっと、有限の『努力する時間』を活かすようにしっかりと優先順位を見極め、己の力をみがいたからでしょう。

みわさんが「若い時に教えてもらってよかったこと」という文章と共に漫画をTwitterに投稿すると、多くの人から共感する声が上がりました。

・フクさんの言葉は料理以外にもいえますね。『妥当な完成度』というものが確かにあると思います。

・「休憩の時間はちゃんと休んで加減を知ったほうがいいよ」って意味もあるのかな。素晴らしい先輩ですね。

・自分も若いころにこういう人に出会いたかったなぁ…。

・いい話だなぁ。そしてフクさんがカッコいい!あこがれる。

この漫画を通して、きっとフクさんの言葉は多くの人に気付きを与えてくれたことでしょう。


[文・構成/grape編集部]

出典
@Watana4444