「私の母は、電車の席を取るのが大得意」

子どものころの母親との思い出を描いたのは、漫画の原作などを手がける泉福朗(@okaeri_eripiyo)さん。

泉さんの母親は、『席取り』が大の得意でした。幼かった泉さんと兄弟のため、電車や映画館でいつも素早く席を確保してくれました。

しかし、闘争心むき出しで席を取る母親に対し、次第にお兄さんは恥ずかしく思うようになっていったといいます。

『席取りママ』

「早い者勝ち」が世の常だった、昭和の時代を生きてきた母親。

ですが、母親は闘争心だけではなく、優しい心も持っていました。席を確保するのも、「愛する我が子に座らせてあげたい」という思いからなのです。

そして、寝不足だった父親に席を譲ったことで、素敵な出会いを果たすことができたといいます。

歳をとったいま、母親は席を譲られる側になりました。しかし、母親はいまでも泉さんに席を譲ろうとするのでした。

【ネットの声】

・すごく腑に落ちました!時代で価値観が変わってきたいい例ですね。

・最後のコマの「歳をとっても子どもに座ってほしい」という気持ちがとても温かい…。

・「どんな行動にも、その人の正義があるんだなぁ」と再確認した。

・昭和の価値観を批判するんじゃなくて、こうしてプラスにとらえることって大事だと思う。

時代が変わっても、人の優しさは永遠に変わらないでしょう。

令和の時代も、他人への思いやりを忘れずに温かい社会を築いていきたいですね。


[文・構成/grape編集部]

出典
@okaeri_eripiyo