【電気機器業界編】ホワイト度が高い企業

企業口コミサイト「キャリコネ」は6月13日、「電気機器業界のホワイト度が高い企業ランキング」を発表した。食料品業界に属する企業をピックアップし、キャリコネのユーザーによる「ホワイト度」評価の平均値が高い順にランキングにした。

1位は「キヤノン」でホワイト度評価は5点満点中3.88。2位以降、「NEC日本電気)」(3.77)、「富士ゼロックス」(3.76)、「パナソニック」(3.73)、「ソニー」(3.62)、「セイコーエプソン」(3.57)、「リコー」(3.54)、「シャープ」(3.49)、「日立製作所」(3.33)、「東芝」(3.16)と続く。

キヤノン、社員が仕事とプライベートをバランス良く両立できる環境作りに注力

1位のキヤノンの働く環境について、

「出産、育児休暇に関しては、取得しやすい雰囲気があるように見えます。また、復帰後の待遇についても良好で、1年ほど休暇を取得されていた方が、今は普通にバリバリと働いています。また、男性で育休を取得している方も散見されるので、出産、育児休暇に関してはとても良い環境があると思います」(システムエンジニア/20代後半男性/年収550万円/2017年度)

という口コミが寄せられている。同社は高級小型写真機の研究のため、1933年に開設された「精機光学研究所」を前身に持つ、大手電気機器メーカー。家庭用のデジタルカメラやインクジェットプリンターなどで知られている。

産業機器分野でも、カスタマーから注文を受けて写真をプリントするための「業務用フォトプリンター」、半導体製造に欠かせない「半導体露光装置」、テレビやスマホなどに使われる「有機ELディスプレイ製造装置」など、さまざまな高性能製品を提供。

キヤノンでは、社員が仕事とプライベートをバランス良く両立できる環境作りに注力。時間外労働の原則禁止、30分単位で取得できる「時間単位休暇」や年に1回5日連続で取得できる「フリーバカンス休暇制度」、法定を上回る育児や介護時の休業制度・短時間勤務制度の導入など、さまざまな取り組みを行っている。

子育て支援を積極的に行い、その成果が認められた企業に対して厚生労働大臣が交付する「くるみん」マークも、2008年から連続取得。

調査対象は、『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)の「AV・デジタル家電」「デジカメビデオカメラ」「事務機器」「白物家電」に記載があり、対象期間中に「キャリコネ」に正社員のユーザーから20件以上寄せられた企業。対象期間は、2017年4月~2018年3月。