「自らの思い描くイメージをゲームにできたら」数多くのゲームを遊んできたゲーマーであれば、こんな事を少しくらいは考えたことがあるのではないでしょうか。

 現在PS4アーリーアクセス【※】中の『Dreams Universe』。誰でもクリエイターになることのできる『Dreams Universe』は自らのイメージを実際にゲームにすることのできる夢の「ゲームを作るゲーム」です。

アーリーアクセス
「早期ログイン」と同義。

 現在アーリーアクセスの段階でありながら既に多くの作品が公開されている『Dreams Universe』。

 今回はシモエルさん投稿の『カオスな究極のPS4ゲームを創るゲームDreams Universeゆっくり実況はじめました。』という動画から、『Dreams Universe』の発売が楽しみになるクリエイティビティ溢れる作品をご紹介します。

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ゲームを作るゲーム『Dreams Universe』

 先述の通り、現在PS4アーリーアクセス中のゲームクリエイティブプラットフォーム『Dreams Universe』。

 開発を行うのは「Media Molecule(メディア モレキュール)」、PS3の名作『リトルビッグプラネット』などで知られる開発会社です。

 実際にプレイしているシモエルさん曰く「リトルビッグプラネットから、さらにクリエイトの幅を広げた無限の可能性を秘めた究極のゲーム」とのこと。

 『リトルビッグプラネット』ではステージクリエイトの自由度の高さから、オリジナルのステージだけでなく再現系のステージなど、さまざまなステージが作られていました。

クリエイトの定番「再現作品」、再現度の高さに自由度を確認

 自由度の高いクリエイトツールが実装されているゲームに言っていいほど現れるのが「再現系」の作品です。『リトルビッグプラネット』にもそういった作品が存在していたように、『Dreams Universe』にも既に再現系の作品が多く公開されています。

 Part1で紹介されていたのは、当時ベータ段階であった『Dreams Universe』を多くのユーザーに知らしめた『P.T.』の再現作品です。

 独特の雰囲気を持つ『P.T.』ですが、この作品ではその雰囲気を完璧といっていいほどの高いクオリティで再現しています。一人称かつ独特の雰囲気を持つ『P.T.』を再現したこの作品は、『Dreams Universe』の可能性を感じさせます。

 Part3で紹介されていたのは5000件近くの高評価が付いている再現系の作品、「PlayStation Home」。2015年にサービス終了した懐かしのオンラインコミュニティPlayStation Homeを再現している作品です。

 自室以外のエリアも再現しているようで、ボウリング場はかなりの再現度です。動画撮影時ではオフライン用となっていますが、今後マルチプレイ実装の可能性もあるとのこと。PlayStation Homeを知る人々にとっては注目の作品かもしれません。

 Part4で紹介されている「Bomberman Dreams」、「Pac Man」。これらの作品も『Dreams Universe』に広がるクリエイティブの可能性を感じさせる再現系の作品となっています。

 『ボンバーマン』と『パックマン』、どちらも誰もが知る有名なゲームを再現をした2作品。

 どちらも再現度は非常に高く、「Bomberman Dreams」はマスに合わせての爆弾設置と爆発する方向の指定まで行われている徹底っぷり。

 一人称視点や三人称視点だけでなく俯瞰や横からの視点など、あらゆる視点に対応することができる『Dreams Universe』はまさに無限の可能性を秘めた究極のゲームかもしれません。

発想が光るオリジナル作品。今後が期待できるとんでもない作品も

 『Dreams Universe』の魅力は再現作品だけではありません。現在までに多くのオリジナル作品も公開されています。

 Part5で紹介されていたボウリングの作品は、その発想力に驚される作品でした。

 ボウリングのレーンがスライダーになっているためボールは落とすだけで遊ぶことができるこの作品。ボールはモーション機能を使用して掴むようになっており、PS4に搭載された機能をしっかり使った作品になっています。

 『Dreams Universe』ではプレイヤーの発想が試される作品も公開されています。Part1で紹介していたのはパズルゲームです。この作品は床にあるスイッチを押してギミックを解いていくタイプのシンプルなデザイン。

 シンプルなデザインではあるものの、パズル要素はしっかりと作りこまれている様子。『Human: Fall Flat』のようなパズル要素と探索要素が組み合わさった作品が現れるのも遠くないかもしれません。

 シモエルさんの動画ではアーリーアクセス段階であることを疑わせるクオリティの作品も紹介されていました。

 紹介されているのはMorning-Nyaさんというクリエイターの作品です。この方の作品は既に作りこまれているものが多く、シモエルさん曰く「技術力がすごい」とのこと。

 公開されているキャラクターは可愛らしい外見はもちろん素晴らしいですが、待機モーションや瞬きまで実装済み。現在公開されている作品ではしばらく動かないと座り込みあくびをするようになっています。

 撮影当時ではピンク色オーブを拾いながらゴールを目指すような作品のようですが、この方のキャラクターにはロックオンや射撃といった要素も搭載されているため、今後どんな作品が現れるのか楽しみです。

シモエルさんもゲーム制作に挑戦

 動画では公開作品の紹介ばかりではありません。ゲームを作るゲーム『Dreams Universe』、シモエルさんも作品を作ります。

 本格的に制作が始まったのはPart4、まずはキャラクターから作りはじめ各Part少しずつ確実に作品作りを続けています。

 Part4で作り始めたモデルは、外見から移動モーション、攻撃モーションと徐々にできることを追加、確実にクオリティを上げていきます。

 モデル制作に慣れてきたのかPart6では別のモデルを作るなど、創作を楽しんでいる様子が見られるシモエルさん。今後どんな作品が出来上がるのでしょうか。


 現在も更新中の『カオスな究極のPS4ゲームを創るゲームDreams Universeゆっくり実況はじめました。』。今後もどんな公開作品が紹介されるのか、そしてシモエルさんはどんな作品を作り上げるのか。

 今後が楽しみな『Dreams Universe実況プレイ動画、ぜひご覧ください。

文/富士脇 水面

カオスな究極のPS4ゲームを創るゲームDreams Universeゆっくり実況はじめました。1

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