株式会社ジャストシステムは、同社のセルフ型ネットリサーチ「Fastask」によるアンケート調査レポート「動画&動画広告月次定点調査 2019年5月度」を公開しました。調査レポートにはVR関連の項目も設けられており、VRの認知度向上やサービス利用者の増加などが示されています。調査対象はFastaskのモニターのうち男女17歳~69歳まで均等、有効回答数は1,100です。



本調査レポートによれば、全体の74.3%の人がVR関連商品やサービスを認知しており、2018年5月度よりも4.9ポイント増加しています。また、全体の14.5%がVRを利用したことがあるとのことです。こちらも2018年5月度よりも4.9ポイント増加しています。男女別の利用者は、女性よりも男性の方が多く、年齢別では10代から30代にかけて利用する人が多くなっています。

ジャンル別のVR利用状況では、VR体験施設などのアミューズメントにおいて利用経験のある率が最も高く、次に映画や映像コンテンツでの利用が多い結果となりました。一方、不動産業界で進んでいるVR内見といった企業コンテンツに関しては、調査対象の中で一番利用が少ないという結果になりました。

VRヘッドセットの所有率は20代が最も高い

VRヘッドセット(VRゴーグル)の所有に関する質問では、VRのことを知っている人の中で11.6%が所有しており、なかでも20代が23.1%と所有率が最も高い年代となりました。年代別では20代の下に10代、30代と続き、40代以降は10%以下という低い数字となっています。

また、VRヘッドセットの購入を検討している人は13.6%、VRヘッドセットを知っているが購入予定はない人は62%、VRヘッドセットのことは知らない人が10%と、VRは知っているがヘッドセットの購入予定はない人が大半を占める結果となりました。

Mogura VR NewsではVR関連の調査や統計を掲載しています。

VR関連調査・統計まとめ 2019年の予測や国内の認知度など

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(参考)動画&動画広告月次定点調査 2019年5月度