AI(人工知能)技術によって失業しないか不安に思っている会社員の人もいるのではないでしょうか?確かにAIの発達で、労働者が減少する職種はあるといわれています。
しかしスキルを身に着ければ、失業に遭わず生き抜ける可能性もあります。この記事では、今後を生き抜くために学ぶべきスキルの見つけ方やスキルの一例を紹介します。
AI技術の進歩で労働環境が変わろうとしている!?
経済産業省が平成29年5月30日付で発表した資料「新産業構造ビジョン」によると、AIによって労働者が減少する職種があるようです。
2015年度と2030年度の労働者の人数を比較した場合、経理などのバックオフィス系で145万人、製造作業(工場従業員)に携わっている人は262万人減少するとの調査結果が出ています(何も対策をとらなかった場合)。
また、総務省が平成28年に行った「ICTの進化が雇用と働き方に及ぼす影響に関する調査研究」によると、会社にAI技術を導入することに関するアンケートをとったところ「好ましい」「どちらも当てはまらない」の意見が多数を占めました。そのため、労働者をAIに置き換える可能性もあるといえます。
しかしAI技術が発達しても必要な「スキル」を身に着ければ、自身の付加価値を上げることは可能です。万が一リストラに遭ったとしても新境地で身に着けたスキルが役に立つ可能性もあるため、何かしらの勉強はした方がよいといえます。
スキルを身に着ければ良いわけではない
ただ、スキルといっても何でも身に着ければいいわけではありません。時代背景によって必要なスキルは変わります。進みたい進路や過去のキャリアによっても身に着けたほうがよいスキルは異なります。そのため、自身にとって本当に必要なスキルが何か考えてから勉強をした方がよいでしょう。
スキルの一例を紹介!
最後の章では今後の時代において、大事になりそうなスキルの一例を紹介します。
1.英語
外国人とのやり取りを増やしたい人は、日常会話ができる程度のスキルをつけるとよいでしょう。周囲に英語を話せる人がいない場合、海外のプロジェクトを任せてもらえる可能性があります。
文部科学省では世界中で英語を(準)公用語にしている人は21億人以上いると述べています。そのため、海外との取引が盛んに行われている企業で働いている人は役立つ可能性が高いです。
なお、英語を勉強している人の中には英会話スクールへ通うのではなく、オンライン(インターネット)上で学んでいる人もいます。オンライン上で学ぶ場合、インターネット環境が整っている場所であれば自宅にいても受講できます。そのため、スクールへ通うために外出する必要がありません。
しかも月謝が1万円を切るオンラインスクールもあるため、費用を抑えて英会話を学びたい人にもピッタリなサービスといえます。
2.プログラミング
2019年現在、IT人材が不足していると言われているため役に立つかもしれません。IT人材白書2019によると、IT人材が不足していると感じる企業は9割を超えることが分かっています(2018年度調査分)。プログラミングを学ぶためのスクールも存在し、初心者歓迎のスクールもあるようです。
ちなみに2020年度からは、プログラミングが小学校の授業で必修科目になる予定です。そのため、お子様と一緒にプログラミングを学ぶのもよいかもしれません。
3.コーチング
コーチングとは、コーチをする時に役立つスキルです。指導者がノウハウを一方的に教えるティーチングとは違います。コーチングでは相手と対等な立場でコミュニケーションを取り合ったり、相手のモチベーション・やる気を引き出したりすることで、自身で答えを出すための環境をつくる技術が必要です。
部下がいる人やコンサル業に勤めていたりする人は人と接する機会が多いため、勉強してみるとよいかもしれません。なお、コーチングのスキルは養成スクールで学ぶことが可能です。
まとめ
AIの誕生で労働人口が減る職種がある一方で、AIの誕生によって必要とされだすスキルもあります。スキルを身に着けることで人生が大きく変わるかもしれません。この時代を生き抜くためにも自身にとって必要なスキルを身に着けてみてください。
コメント