5月8日に放送された「水曜日のダウンタウン」(TBS系)の「新元号当てるまで脱出できない生活」が、「ギャラクシー賞」2019年度5月度月間賞を受賞したことがわかり、反響を呼んでいる。

 日頃から“攻めた”内容が賛否両論を呼ぶことの多い同番組だが、同賞の受賞は「徳川慶喜を生で見たことがある人ギリまだこの世にいる説」、「先生のモノマネ、プロがやったら死ぬほど子供にウケる説」に続き3度目の快挙。

 その内容とは、スケジュールに余裕のあるお笑いコンビ・ななまがりが新元号発表の前日である3月31日夜から密室に収容され、外部からの情報をシャットアウトした状態で新元号「令和」を的中できるかどうかを検証するというものだった。

ヒントを頼りにロジカルに元号を予想して、少しずつ正解に近づいていく様子は視聴者に興奮を与えましたし、『歯姫』『笑国』といったおかしな元号まで飛び出したのが印象深いですね。最近では一番おもしろかったと評判でした」(テレビ誌ライター)

 番組プロデューサーの藤井健太郎氏は「ときに世間のお叱りも受けてしまうようなバラエティ番組で、このような賞を3度も頂くことができて大変光栄です。そして、気のせいかどんどん砕けた企画で頂けるようになっている気がします。大変光栄です」とコメントしている。

 ネット上では「番組の仕掛けと、ななまがりの二人の姿勢、両方評価されたのが素晴らしい」「ときどきやり過ぎて炎上する番組だけど、こういう賞をもらえるのはいつも攻めている姿勢があるからだね」「おめでとう!これで番組の寿命は延びたんじゃない?笑」といった反応が起きている。

 時には放送内容に問題ありと、放送倫理・番組向上機構BPO)に審議を求める意見書が提出されたり、当局からお叱りを受けたりと、番組存続が危ぶまれることも多い同番組であるが、3度目の「ギャラクシー賞」受賞が追い風となってさらに視聴者を満足させることに期待したい。

(石見剣)

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