アキラ100%

お盆で局部を隠す「裸芸」で『R-1グランプリ2017』王者に輝いたアキラ100%だったが、「裸芸が嫌い」「貞操観念を下げる」など厳しい声も寄せられ、2018年には嫌いな芸人ランキング1位に選ばれてしまった。

21日放送『理由を聞いたら好きになる』(フジテレビ系)では、そんなアキラが「嫌われながらも裸芸にこだわる驚きの理由」を告白し感動を呼んでいる。

 

■父との確執

マメにエゴサーチをするタイプだったが「イヤな話題ばかりが目に付いて、一時期はエゴサーチをするのをやめていた」と明かしたアキラ。それでも、世間からどれだけ厳しい声があがっても「裸芸にこだわる理由」を語る。

厳格な父と長年衝突してきたアキラは、真面目なサラリーマンだった父のようにはなりたくないと、仕事人間だった父を反面教師に大学時代に役者の道を目指す。これに父は激怒し関係はさらに悪化した。

役者として芽が出ないまま30歳を迎えたアキラは、芸人ブームに乗っかりお笑い芸人の道へ。芸人としても売れない日々が続いていく。

 

■天国の父へ

そんなある日、父が肺がんと判明。心配して病室に駆けつけたアキラに父は「お前のほうが大丈夫か、ちゃんとメシ食べてるのか?」と優しい言葉を掛ける。

ここで「親不孝なことをずっとしている」と気づいたアキラは、「テレビに出て芸人として成功した姿を父に見せる」と覚悟を決め、裸芸にたどり着く。

少しずつ仕事も増えていったものの、裸芸ということもあり父には伝えられなかったアキラのもとに、母からアキラの裸芸を楽しそうに見ている父の写真がメールで届けられ、アキラは父の病室に向かう。

病室で父から「おもしろかった」と伝えられたアキラは、父との絆を取り戻した裸芸で生きていくことを決意。『R-1』の優勝を父に誓いその言葉通り優勝に輝いた。

しかし優勝する前年に父は他界。優勝した姿を見せられなかったアキラは「裸芸を続けることが天国の父への恩返し」と、どれだけ嫌われようと裸芸を続ける真意を明かした。

■山里も涙

アキラが裸芸にこだわる理由が明かされ、出演していた山里亮太も同じ芸人の立場から思わず涙ぐむ場面もあった。視聴者からも感動の声が寄せられている。

 

■親に会うのは「半年に1回」

しらべぇ編集部で「親が健在だが、別居している」20~40代の男女619名を対象に「年に何回、親と会うのか」を調査したところ、最も多かったのは「半年に1回」だった。

父と確執があったアキラは他界する直前になって父の優しさに気がついた。気づくのが遅すぎたのかもしれないが、その後悔を背負いながら天国の父のために裸芸をやり続けるだろう。

「孝行したい時に親はなし」とならないよう、親が健在なうちに出来る限り会いに行くべきなのかもしれない。

・合わせて読みたい→アキラ100%、椎名桔平の付き人「バックレ」の過去を告白にドン引きの声

(文/しらべぇ編集部・サバマサシ

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2016年10月21日~2016年10月24日
対象:全国20代~40代の「親は健在だが、別居している」男女619名(有効回答数)

アキラ100%が嫌われても裸芸にこだわる理由に感動 「とことん裸芸を極めて欲しい」の声