自分の好きなことだけして、生きていければ理想的だ。しかしながら、そうはいかないのが人生の厳しいところだろう。
■3割以上「好きなことだけで生きるのダメ」
しらべぇ編集部では全国10〜60代の男女1,732名を対象に、「人生について」の調査を実施。
「好きなことだけして生きるのはいけないと思う」と答えた人は、全体で36.3%と一定数はいるようだ。
■逃げても自分のためにならない
性年代別では、50代から60代の女性に多くなっている。
年齢が高いほど、嫌なことも我慢してやるべきだとの思いが強くなるのかも。
「嫌なものからずっと逃げていても、自分のためにはならないと思う。少し気に入らないからといって、仕事を転々とするような人は信用できない」(50代・女性)
■苦手なことには関わらないほうが…
どうがんばっても、克服できないことも多いものだ。
「私は数字がとにかく苦手で、簡単な事務処理も何度もミスしていた。苦手を克服しようと勉強してみたこともあるけど、あまり効果はなくて…。
そこまで無理しても自分が苦しいだけなので、今はあまり数字と関わらない仕事に就いている。自分も周りも幸せになるには、これが一番いいと今は思う」(30代・女性)
■人生は一度切りだからこそ
限りある人生を、嫌なことに費やすのはよくないとの声も。
「前の職場は環境が最悪で、モラハラのようなことが頻繁に起きていた。それでも我慢して仕事を続けていたら精神的にやられてしまい、結局、その会社を退社することに。
今考えると、そこまで我慢して会社にいる意味はまったくないと思う。一度しかない人生を、嫌なことのために費やすのはもったいない」(30代・男性)
好きなことだけで生きていけないのもたしかだが、わざわざ嫌なことを選んでする必要もない。できるだけ自分が楽しめることで、人生を満たしたいものだ。
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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2019年3月22日~2019年3月27日
対象:全国10代~60代の男女1,732名(有効回答数)
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