コパ・アメリカ2019グループB最終節のカタール代表vsアルゼンチン代表が23日に行われ、0-2でアルゼンチンが勝利した。

共に1敗1分けでグループステージ未勝利の3位のカタールと最下位のアルゼンチンによる、今大会初勝利と共に逆転での決勝トーナメント進出を懸けた重要な一戦。

前節、パラグアイ代表相手に辛くもドローに持ち込んだアルゼンチンは、その試合から3選手を変更。フォイス、アグエロ、サラビアを新たに起用し、[4-4-2]からメッシアグエロ、L・マルティネスを3トップに配した[4-3-3]に布陣を変更。

一方、アジア王者として今大会での奮闘が目立つカタールは、アンカーのマディボ、左ウイングバックのアブデルカリム・ハッサンと2人の主力をサスペンションで欠く中、強豪撃破を狙った。

試合は崖っぷちのアルゼンチンがいきなりスコアを動かす。4分、相手ゴールキックのリスタートの場面でボックス右でDFバサム・アラウィが不用意に斜めに出したパスをL・マルティネスカット。そのまま素早く左足のシュートゴール右隅に流し込んだ。

相手のミスから先手を奪ったアルゼンチンは前線から積極的に圧力をかけながら要所で鋭いショートカウンターを発動。その流れからロ・セルソ、アグエロとフィニッシュに繋げていく。

一方、20分を過ぎて徐々にカウンターシンプルに背後を狙う攻撃で相手を押し返し始めたカタールは、ロロが良い形でダイアゴナルランを仕掛けるなど、守備にルーズさが散見されるアルゼンチンを相手に可能性のある攻撃を見せる。最後の場面で粘るアルゼンチンの守備をあと一歩で攻略できない中、前半終了間際にはバサム・アラウィが壁の間を抜く直接FKでゴールに迫るが、ここは惜しくも左ポストを叩いた。

1点リードで試合を折り返したものの、バタバタ感も見え隠れするアルゼンチンカタールに互角の展開を強いられた中、55分にはロ・セルソを下げてアクーニャを最初の交代カードとして投入した。

カタールの運動量低下によって後半立ち上がり以降、完全に押し込む展開となったアルゼンチンアグエロに再三の決定機が訪れるが、相手GKの好守や単純なシュートミスによってなかなか2点目を奪うことができない。

何とか押し切りたいアルゼンチンベンチは76分、先制点を決めたL・マルティネスを下げて切り札のディバラを投入すると、この采配が当たる。82分、相手陣内中央右でボールを受けたディバラが2人のDFに囲まれながらも反転から斜めのスルーパスを中央フリーアグエロに繋ぐ。前向きにボールを受けたアグエロはそのままボックス右までドリブルで運び、ニアを消しにきたGKの逆を突く丁寧な右足シュートをファーポストに流し込み、待望の追加点を奪った。

この2失点目で一気にペースを落としたカタール相手に危なげなく試合を締めくくったアルゼンチンが、2-0のスコアで今大会初勝利を挙げた。さらに、同時刻開催の試合で2位のパラグアイが敗れたため、逆転での2位通過も決定した。

なお、2位での準々決勝進出を果たしたアルゼンチンは28日にグループA2位のベネズエラ代表と対戦することになった。

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