頭に血が上りやすい人にオススメの方法

ついイライラしてしまう時。それはアーユルヴェーダでいう「ピッタ」の質が優勢になってしまっているのかもしれません。ピッタは自然界の五元素のうち「火」をつかさどり、血液循環、代謝機能、消化吸収、体温の変動や視力、ものごとを理解する知性などの要素や役割があります。

もし普段から気が短く、頭に血が上りやすいなら、日ごろから刺激的なものを控えたり、水に触れたり、冷たいものを食べて冷やして、ピッタの「火」の要素が増えることを防ぎましょう。

クールダウンの方法としては、時々、冷たい水を口に含んでブクブクしたり、仕事終わりに目に水をかけたりして、直接的に冷やすのがオススメです。

イライラしがちならスクワットを試して

また、イライラしがちな人は、生理不順やPMSになりやすく、血流をよくすることが大切です。そのためには、スクワットが最適。圧迫と弛緩を繰り返すことで滞りを解消し、気持ちも楽にしていきましょう。

スクワット

1:オールフォーの姿勢からスタート。両肩の真下に両ヒジがくるようにヒジを床に着き、両手を組む。脚はヒザを着いたまま股関節を大きく開き、骨盤を真下に沈める。腰を反らせないように。

2:1の姿勢から足を大きく左右に開いて立ち上がり、続いて上体を床と平行の位置まで下ろしたら(お辞儀をする要領)キープする。両手は頭の先に伸ばす。ヒザは足先と同じ方を向くように。

3:腰が反らないように上体を上げ、ヒザを曲げたまま太ももが床と並行になるようにキープ。ゆっくりと両ヒザを伸ばしていき、圧迫していた股関節を解放する。

普段のヒザを曲げ伸ばしするスクワットとはひと味違います。ぜひチャレンジしてみてくださいね。

ライター:幸雅子
出典:『ヨガのきほん』/「ヨガとアーユルヴェーダ」
監修:ムラヤマ美智子/古典に基づくヨーガとアーユルヴェーダを学び実践しつつ、先端につながるその叡智をあらゆる年齢層に指導。5年目を迎えたがんサバイバークラスからアーティストのヨガ映像監修まで活動は多岐に渡る。

イライラしがちな人にオススメのひと味違うスクワット