日本代表は23日、明日に迫ったコパ・アメリカ第3戦エクアドル代表戦に向けて、ベロオリゾンテ市内で最終調整を実施した。

 主将として若いチームを引っ張る柴崎岳は「勝つ以外はない」と一言。「得点の気配は毎試合しているので、あとはいかにゼロで抑えるかが大事になる」と試合のポイントを語った。勝てばグループステージ突破という分かりやすい条件で迎えるエクアドル戦。エクアドルの印象については「いわゆる南米とはまた違う感じ。スピードのある選手もいますし、個のスキルは際立って見える印象はあります」と明かした。

 昨日の練習では軽めのメニューで調整したスタメン組の選手たちが引き上げる中、柴崎は森保一監督のもとへ。森保監督と言葉をかわしながら、控え組主体の練習を見守った。「監督と意見交換はしています。ピッチでやっていて感じることと、監督が感じていることはまた少し違うでしょうし。その擦り合わせはできていると思いますし、現に練習でも話し合ったことを選手に伝えようとしている」と柴崎。「何を話した話さないというのは表面的なことですけど、ピッチに立って表現するのが僕らの仕事。それで評価されるべきですし、メディアの方はどう変わっていったかを外に発信していただければと思います」と話した。

取材・文=三島大輔

主将としてピッチに立つ柴崎岳 [写真]=Getty Images