バルセロナは、鹿島アントラーズに所属する日本代表MF安部裕葵とセレッソ大阪の特別指定選手になっているU-20日本代表FW西川潤の獲得に興味を示しているようだ。スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が24日に伝えている。

 14日、日本代表MF久保建英レアル・マドリード加入が決定。9歳〜13歳までバルセロナの下部組織に所属していた同選手のライバルクラブへの移籍は、バルセロナにとって痛手となった。しかし、バルセロナの日本人選手への興味は失われていないようだ。そのターゲットとなっている選手が安部と西川だという。同紙は「バルサ“B”は2人の日本人を追う」と報じている。

 なかでも、バルセロナは安部に強い関心を示しているようだ。「鹿島の安部とは、この夏にもサインする可能性がある。安部は左サイドとトップ下の両方でプレーし、バルセロナBと契約することができる。バルセロナは買い取りオプション付きのレンタル移籍を希望しており、鹿島は移籍金150万ユーロ(約1億8300万円)を要求するだろう」と伝えている。

 また、西川についてはその将来性を評価しているという。「彼はまだ17歳なので、国を離れることができない。2月に18歳になれば、カタルーニャのBチームに加入することができる」と伝えている。

西川潤(左)と安部裕葵(右)にバルセロナが興味を示しているようだ [写真]=Getty Images