こんにちは。占い師・コラムニストの紅たきです。

本当に強い人」と聞くと、あなたはどんな女性を想像しますか? あの人かも! と顔が浮かんだりする人もいるかもしれませんね。

腕力が強いとか、気が強いのとはちがい、精神的にタフな人は、多くの女性や男性からあこがれを持たれているはずです。

今回は、「本当に強い人」の特徴と、どうすればそうなれるのかを紹介していきます。

■「本当に強い人」とは

見せかけではなく、本当に強い人とは、どんな人なのでしょうか。その特徴を挙げていきます。あなたの身近にもこんな人がいたら、ぜひお手本にしてくださいね。

◇ひと目でポジティブとわかる

本当に強い人は、なんでもポジティブに考えます。たとえば、仕事で失敗をしてしまっても、「この失敗から学んだことは大きい!」と思うのです。

そして、そんな考え方ができる人は、表情もパッと明るいことが多いです。いつも笑顔で、目がキラキラしているはず。外見を見ただけで「この人は明るい人だ」とわかります。

太陽がすべての人間や生き物のパワーの源となるように、いつも太陽のように明るい表情をしている人は、強くてパワフルなのです。

◇人を信じられる

本当に強い人は、困難があったとしても動じることなく乗り越えられるので、頼りにされることが多いです。

面倒見がいいので、自分がどんなに忙しくても、頼ってきた相手を邪見にしたりしません。何かを相談されたら、ポジティブで前向きな意見を返します。

けれど、決して相手を甘やかしたりはしません。アドバイスをしたら、あとはその人が自分で困難を乗り越えられるように、背中を押してあげるのにとどめます。それは、相手には十分にその力があると信頼しているからなのです。

人を信じられる人こそが、本当に強い人なのかもしれません。

◇目標に向けて努力をしている

常に目標を持ち、そこに向けてがんばるのが本当に強い女です。

目標に向かっていろいろな情報を集めますが、自分をしっかり持っているので、不確かな情報に惑わされたり、途中で気が変わってしまったりすることはありません。

さらに、目標に向かって努力している姿を人にはできるだけ見せないようにします。そのため、なんでも楽々こなせる天才肌に見られてしまうことが多いのですが、陰では相当努力をしているのです。

◇コンプレックスを個性に変えられる

人間の個性は、その人の短所に出てきます。たとえば、「映画を月に100本見ます」と言われるよりも、「キャベツの千切りが苦手なんです」と言われたほうが印象的ではないでしょうか。

自分のコンプレックスを堂々とさらけだせる人こそが、本当に強い人なのだと思います。コンプレックスを自分の魅力に変換できれば楽になれますし、周囲の人たちを、ダメな部分があってもいいんだと自然と励ますことができます。

◇いいことも悪いこともすぐ忘れる

本当に強い人は、「忘却力」を持っています。忘却力とは、文字通り忘れる能力。過去の失敗にこだわっていると、前向きな行動はできません。

また失敗するのではないかとネガティブな結果を想像して、さらに悪い結果を引き起こしてしまいます。また成功体験も、執着していると、成功が予想される安全な範囲内での挑戦しかできなくなるかもしれません。忘却力はこのループを断つ力です。

本当に強い人は、過去に起こったことはいいことも悪いこともすべて忘れ、未来へ意識を向けているのです。

スピリチュアルでわかる? 「本当の強さ」の正体

スピリチュアルの観点から見ると、本当に強い人は軽やかな「気」を持っています。「気」とは簡単に言えばその人が発しているエネルギーの波動で、風水の用語です。大別すると、重い気を持っている人と軽い気を持っている人がいます。

気が重いと、いろいろなものが流れずによどんでしまいます。気が軽い人は、時流にうまく乗り軽やかに行動をしています。気が軽やかな人はこだわりが少なく、柔軟で執着が薄い人です。

ですから、どのようなときでも物事を冷静に見ることができますし、あらゆる変化にも柔軟に対応できるのです。この冷静さや柔軟さが強さを生み出しているのではないでしょうか。

■「本当に強い人」になるには

では、「本当に強い人」になるにはどうしたらいいのでしょうか。具体的に挙げていきましょう。

◇スポーツを習慣にする

スポーツトレーナーのAYAさんが「スポーツをしていれば優柔不断になることなんてありえない。運動で身体を追い込むと、嫌でも心が鍛えられて意志が強くなる」と言っていたのが印象に残っています。

確かに、必死にスポーツに取り組んでいるときは、余計なことは考えません。そして、運動し終わったあとには爽快感が残ります。運動を習慣にすれば、自然にポジティブ脳になり、強い人になれるのではないでしょうか。

◇絶望から立ち直った偉人の本を読む

ヘレン・ケラーの『わが生涯』やアンネ・フランクの『アンネの日記』といった絶望を経験している人たちの映画や本をチェックしてみましょう。

その人たちの絶望を感じ取ることで、あなたの「絶望力」が鍛えられます。絶望力とは、絶望のどん底から這い上がっていく力です。最初から恵まれた人生ではなく、人よりはるかに困難な環境でありながら、一般の人以上のことを成し遂げた人々。

実在する人や物語の登場人物の中にも、そういう人間の本質を浮かび上がらせてくれるものがあります。絶望と希望の振れ幅のある感動を呼ぶ物語に触れましょう。そうすれば、強い人になるためのヒントがたくさん得られるはずです。

◇大変なことも趣味のように楽しむ

私の先輩にシングルマザーの人がいます。彼女は女手ひとつで息子さんを大学まで出しました。

実家も遠く、まわりに頼る人もいない状況でシステムエンジニアをしながら必死に息子さんを育てていました。「大変でしたね」というようなことを言ったら、彼女からは「子育ては半分趣味だったから~」という言葉が返ってきました。

つまり彼女は、過酷な状況下でも子育てを楽しむ力を失わなかったのです。強い人だなと心底思いました。このように、どんな状況でも物事をとことん楽しむ発想を持つことで、本当に強い人になれるのだと思います。

誰でも「本当に強い人」になれる!

本当に強い人になるのは、そんなに難しいことではないはずです。

自分に自信を持てるようにまっすぐに生き、いろいろなことを努力し、人生を思いっきりポジティブに楽しむようにすることで、徐々に強く芯のある女性に変わっていくことができるでしょう。

男性からも女性からも頼りにされ、そして愛される「本当に強い人」をぜひ目指してみてください。

(紅たき)

※画像はイメージです

「本当に強い人」になる方法