バルセロナが、鹿島アントラーズに所属する日本代表MF安部裕葵(20)とセレッソ大阪への加入が内定している桐光学園のU-20日本代表FW西川潤(17)を注視しているようだ。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えた。

レアル・マドリーへ移籍が決まった日本代表MF久保建英(18)の獲得に失敗したバルセロナ。しかし、同クラブは、日本市場を狙っており、Bチームでプレー可能な有望な若手選手として、安部と西川を約5カ月以上に渡りモニタリングしているという。

バルセロナは安部に対して、買い取りオプション付きレンタルでの獲得を希望している模様。しかし、鹿島側は移籍金150万ユーロ(約1億8000万円)での売却を望んでいるという。

もう一方の西川は現在17歳国際サッカー連盟(FIFA)が定める国外移籍の基準を満たしていないことから、18歳になる2020年2月21日以降での獲得を視野に入れているようだ。

2017年に広島県瀬戸内高校から鹿島に入団した安部は、今シーズンから背番号「10」を継承。ここまで明治安田生命J1リーグ13試合で1ゴールを記録している。また現在、コパ・アメリカに参戦中の日本代表にも選出されており、日本時間18日に行われたグループC第1節のチリ代表戦に途中出場して、A代表デビューを飾ると、21日に行われた第2節のウルグアイ代表戦ではフル出場を果たした。

現役高校生の西川は国内外での争奪戦の末、C大阪入団が内定。今年3月のルヴァンカップではプロデビューを飾っている。また、今月中旬まで行われていたU-20ワールドカップ(W杯)には、U-20日本代表に飛び級で選出され、3試合に出場した。

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