森保監督、エクアドル戦で「勝利するために確率が高い選手を送り出したい」と明言

 FIFAランキング28位の日本代表は、現地時間24日のコパ・アメリカ南米選手権)グループリーグ第3戦で同60位のエクアドル代表と対戦する(エスタジオ・ミネイロン/現地20時・日本時間25日8時)。前日会見に出席した森保一監督は「勝利するために確率が高い選手を送り出したい」と明言した一方、18歳MF久保建英FC東京レアル・マドリード)のチーム内“最新序列”とも受け取れるコメントを発している。

 17日のチリ戦で0-4と敗れ、20日のウルグアイ戦で2-2と引き分けた日本は1分1敗でグループ3位につける。決勝トーナメント進出にはエクアドル戦での勝利が必須条件となるなか、指揮官は「勝利するために確率が高い選手を送り出したい。ウルグアイの時がベースになる」とスタメン起用に関して明かした。

 チリ戦ではトップ下として代表初スタメンを飾った久保は、続くウルグアイ戦で途中出場。エクアドル戦での起用を巡って会見で質問が飛んだ。

 森保監督は「久保の起用については、今日の練習を見て最終的に決めますが……」と前置きしたうえで、「チリ戦の彼のパフォーマンスを見てもらえたと思いますけど、十分スタメンで出るだけの力を持っている選手」と高い評価を与えている。“久保スタメン”と断言しなかったものの、コンディションさえ問題なければスタメン起用もあると言外に示唆。言い換えれば、これが久保の“最新評価”とも言える。

 若きアタッカーは9日の国際親善試合エルサルバドル戦(2-0)で途中出場し、歴代2番目の若さとなる18歳5日でA代表デビューを飾ったばかり。エクアドル戦に出場すれば代表4試合目となる。

「勝つために必要なことをやる」と言い切った森保監督。評価急上昇中の久保を先発に戻し、エクアドルを撃破して8強進出を決められるだろうか。(Football ZONE web編集部・大木 勇 / Isamu Oki)

日本代表MF久保建英【写真:AP】