今夏のバルセロナ退団が有力視されるスペイン人MFデニス・スアレス(25)が、スペイン残留の意向を示している。スペインマルカ』が伝えている。

セビージャビジャレアルでの活躍を経て2016年にバルセロナに買い戻されたスアレスだが、世界屈指の選手層を誇るチームにおいて思うように出場機会を得られず。今年1月には出場機会を求めて買い取りオプション付きのレンタル移籍でアーセナルに加入。

しかし、新チームのスタイルへの適応の遅れ、コンディションの問題によって、リーグ戦4試合、ヨーロッパリーグ2試合の合計6試合の出場にとどまり、先発でのプレーは一度もなかった。その後、4月にはそ径部の治療のため今季中の復帰が絶望となったことを明かし、アーセナルを退団していた。

バルセロナと2021年まで契約を残すものの、今夏の退団が有力視されるスアレスは、自身が設立したフットボールスクールの開校イベントの場で去就に関して言及。国外からのオファーを認めながらもスペイン残留を最優先としていることを明かした。

「自分のリズムをもう一度掴んで、どこでプレーするにしても定期的プレーする必要があると思っているよ。これから数週間のうちに何か決まればいいね」

「個人的に最も重視しているのはスポーツ面で金銭面よりも重要だと考えている。来年ユーロが行われるし、どうにかスペイン代表でプレーしたいんだ」

「僕の優先事項はスペイン残留だ。もちろん、海外からオファーもあるけど、ラ・リーガプレーしたいんだ」

また、スアレスは移籍候補に挙がるビジャレアル時代の恩師マルセリーノ・ガルシア・トラル監督が率いるバレンシア、生まれ故郷でありかつてアカデミーに在籍していた古巣セルタについても言及している。

「以前にも話したことがあるけど、マルセリーノは自分のキャリアにおいて最も成果を収めることができた時期に指導を受けた監督なんだ」

「また、いつかセルタ・ヴィーゴに戻ると思っている。それがこの夏になるのか、数年後になるのかはわからないけどね」

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