8月17日(土)より沖縄・桜坂劇場にて先行公開、8月24日(土)より、東京・ユーロスペースほかにて全国順次公開される映画「米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯」の予告編が公開された。

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同作は、2016年にTBSで放送されたドキュメンタリー番組「米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー」の第1弾。

第1弾は、ギャラクシー賞月間賞を受賞するなど高い評価を得て、追加取材、再編集を行って映画化され、2017年8月12日から沖縄で先行公開され数々の賞を受賞し、ドキュメンタリー映画として高く評価された。

予告編が公開された第2弾では、占領下の沖縄で米軍の圧政と戦った男・瀬長亀次郎の生きざまを描いた第1弾に続き、彼の生涯をさらに深く、そして復帰に向けた沖縄の激動を描く。

語りは本編と同じく役所広司、音楽は坂本龍一が担当する。また、第1弾で流れた「Sacco」に加え、予告編では、冒頭と最後に坂本龍一による書下ろし「Gui」のピアノの音色が流れ、沖縄の雄大な大地、「不屈」の精神で闘い抜いた記録と生きざま、家族の姿、沖縄の人たちが語る証言と素顔、戦後から復帰までの沖縄の激動の歴史を描いている。

■ あらすじ

第2弾の本作では、詳細に書き残された230冊を超える日記を丹念に読み解き、政治家・夫・父親などさまざまな顔があったカメジローの闘う生きざまと心に宿した「不屈」の精神に加え、カメジローを信じ抜き、支えた妻や娘らと過ごす家族の日常を描く。

また、闘いの日々で断絶した父との関係、恩師との絆など、前作からさらに踏み込んだ人間としてのカメジローの素顔が浮かび上がる。

また、教公二法阻止闘争、毒ガス移送問題やコザ騒動など、返還へ向けて進んでいく熱い闘いを細かく描いていく。

さらに、当時の佐藤栄作首相とカメジローの、国会での迫力ある魂の論争を、残されていた貴重な映像から12分にわたり描き出し、現在の沖縄につながる原点を浮き彫りにする。(ザテレビジョン

沖縄を愛した男、瀬長亀次郎