エトーサラーを絶賛 「世界最高の選手の1人になるためのすべてを備えている」

 リバプールエジプト代表FWモハメド・サラーには、今夏でのレアル・マドリード移籍の噂が浮上しているが、カタールSCの元カメルーン代表FWサミュエル・エトーバルセロナのほうがサラーには合っていると話している。英公共放送BBC」が報じた。

 サラーは2017年夏のリバプール加入から、2シーズン連続でプレミアリーグ得点王を獲得。今季14年ぶりに欧州王者となった“レッズ”の一員として、74試合で54得点とハイペースで得点を重ねている。各国のメガクラブが、その力を欲しがっているのも当然だろう。

 その一つが、ジネディーヌ・ジダン監督の下で再建を図るレアルだ。スペインの二大名門クラブであるレアルバルセロナの両方でプレーした経験のあるエトーは、サラーの移籍の噂についてこう語っている。

バルセロナのほうが合うだろう。レアルは私にアフリカを離れる機会を与えてくれたが、バルセロナのスタイルを知っている私としては、彼(サラー)にはいいと思う」

 エトーはユース時代にレアルに加入し、トップリーグでの出場回数はわずか3試合だった。しかし、その後2004年からは5年間バルセロナで活躍。エトーは「彼にもし世界最高のリーグであるラ・リーガプレーするチャンスがあるのならば、絶対にバルセロナとサインすべき」と述べ、「モウは、世界最高の選手の1人となるためのすべてを兼ね備えている」と続けた。

 英メディアなどでは移籍金が1億5000万ポンド(約205億円)とも伝えられているなか、サラーはそうした高額オファーを拒否し、来季もリバプールプレーすることが確実とされている。果たして、スペインの地でサラーの姿を見られる時は来るのだろうか。(Football ZONE web編集部)

(左から)リバプールFWサラー、バルセロナ時代のFWエトー【写真:Getty Images】