LINEを活用した夫婦男女ともに利用可能な妊活コンシェルジュサービス「famione(ファミワン)」 https://lp.famione.com/ を提供する株式会社ファミワン(本社:東京都渋谷区、代表取締役:石川勇介、以下当社)は、2019年5月より、東京大学医学部附属病院との「生活習慣が体外受精(IVF)の成功率に与える影響の解明」を目的とした共同研究を開始いたしました。

研究背景
実は、体外受精で出生する子どもの割合は19人に1人にも上がる

 日本の平均初婚年齢は上昇しており、高齢で妊娠を希望する人も増えています。約4組に1組※1のカップルが自身も不妊かもしれないと悩み、約6組に1組※1が妊娠することを目的として医療機関を受診しています。不妊治療の需要も高まっており、タイミング法や人工授精などの一般不妊治療で妊娠しない場合、体外受精つまりIVF(In Vitro Fertilization)での妊娠を目指すカップルも多くいます。その件数は年々増加しており、2018年の報告では44万※2件を越えています。

体外受精での出生は全体の19人に1人※2の比率まで増加するなど、不妊治療の需要が高まる中で、QOL(quality of life/生活の質)が妊娠にどのように影響するかを明らかにすることを目的としています。

※1 国立社会保障・人口問題研究所「第15回出生動向調査(2015年)」
※2 日本産科婦人科学会統計(2015年調べ)より算出

研究の概要
エビデンスのある「信頼できる情報」を、妊活で悩むすべてのカップルへ

1999年に男女共同参画社会基本法が施行され、家族においても男女が共に尊重・協力しあうことが推奨されてきました。妊活においても、不妊の原因が男性にある割合が約半数にあたる48%※3であることが分かっており、「妊活は男女で取り組むもの」という意識が広まり始めています。

しかし、2016年に実施されたアンケート調査によると、「妊活・妊娠に関する情報を正しく理解できている自信がない」との回答が60%※4と、多くの不妊で悩むカップルが不安を抱いているという結果が出ており、その要因として「信頼できる情報が少ない」ことが挙げられます。

 女性の加齢や子宮内膜症、喫煙がIVFの成績を低下させる原因であることは分かっていますが、食事や運動、ストレスなどの生活習慣がIVFの成績に影響を及ぼすかを調べた論文の報告はまだ少なく、解明が進んでいません。
そこで今回、食生活や運動の習慣、生殖における生活の質QOLとIVFの治療成績を調べることでこれらの生活習慣や生活の質がどのように影響するかを研究します。

当社は、本研究により、妊活における多種多様な情報に対しての1つの正しい指標となること、様々な横並びの議論が行われている中、議論そのものを一歩先へ推し進め、妊娠と生活習慣の関連性に関する研究が活性化されること、そして子どもを望むすべての人たちが安心して妊活に取り組める社会を目指します。

※3 WHO発表より 1998年
※4 バイエル薬品調べ 2016年

研究の詳細
適切な被験者スクリーニング」「医学的観点に基づく調査票」「体外受精の各種成績」

本研究は、以下の内容をもとに、多施設共同の臨床研究として進行しています。

1)体外受精を行う女性を対象に、年齢やBMI、疾患などから被験者をスクリーニング
2)「FertiQolインターナショナル※5」をはじめとする既存の調査票を参考に、東京大学と共同で作成した生活習慣にまつわるアンケートを取得
3)体外受精の成績や、治療・投薬記録を取得

※5 不妊に関する生活の質(QOL)アンケート調査票/欧州ヒト生殖発生学会および米国生殖医学学会


《共同研究者》
東京大学医学部附属病院
女性外科 科長 大須賀
女性診療科・産科 原田美由紀
「女性のプレコンセプションケアのための基礎となる研究」
不妊症の方の診療をする中で、最も頻繁に患者さんからお尋ねいただくのは、「妊娠するために普段の生活でどのようなことに気をつけたらよいですか?」という質問です。卵巣機能をはじめとする女性の妊娠する能力は、生活習慣など様々な要因により影響を受けることが研究室内の基礎的な検討より想定されています。しかし実際の患者さんにおいて、不妊治療成績に影響を与える因子は、喫煙以外明らかにされていません。本研究を通して、不妊症に悩む女性、これから妊娠をしようとする女性、さらには将来妊娠をしたいと思っている女性が少しでもよいコンディションで「妊活」に取り組めるよう、科学的なエビデンスを構築したいと思っています。


▼医療法人三慧会
女性診療科・産科理事長・院長 森本義晴
「生活の改善は自然治癒力を向上し、妊活力を向上する」
元来私たちには、病気を治すあるいは妊娠するための自然治癒力というパワーが備わっています。しかし、現代では、食餌環境や自然環境の悪化やストレスによってそのパワーが阻害されています。不妊治療には先端的な技術が多く用いられていますが、その利用だけでは妊娠率の改善もそろそろ限界に来ています。この壁を乗り越えるためには、もう一度「生活の質」を見直してその改善に努めることが効果的です。そうすることによって、私たちは自然治癒力を回復しパワフルな妊活力を獲得できるのです。今回の研究は、こういった点で大きく貢献するものと考えられます。


▼株式会社ファミワン

代表取締役 石川勇介
「正解のない「妊活」に取り組む夫婦の支えとなる、適切な情報を」
「妊活」に関して世の中にあふれている情報には、信頼性の低い噂や体験談が数多く存在しています。その要因として、治療に対する精神的な不安から、少しでも信じることができる情報を探したいという心理が働き、不確実な情報であっても広まってしまうのだと考えています。本研究による信頼性のあるデータが、子どもを授かりたい夫婦の「妊活」を適切に進めるための指針となることを願っています。そして「適切な妊活情報」が世の中に広まるよう取り組んでいきます。


プレスリリースダウンロード
https://prtimes.jp/a/?f=d14333-20190624-6866.pdf

<会社情報>
株式会社ファミワン
 所在地東京都渋谷区渋谷2-14-6
 代表者代表取締役 石川 勇介
 URL  https://lp.famione.com/

 妊活コンシェルジュ「ファミワン」 (https://lp.famione.com/)は、妊活に取り組む夫婦を支える、LINEを活用したパーソナルサポートサービスです。LINEのアカウント登録をすることで専門のチェックシートが届き、その入力内容を分析し、あなたの妊活状況に合わせたアドバイスを行います。
全国に171名しか認定されていない不妊症看護認定看護師※1や、同じく全国で100名※2しか認定されていないNPO法人Fineの認定ピアカウンセラーなど、多くの専門家によるアドバイスを受けることができます。
 妊活の進め方や病院の選び方などの相談サービスとして、妊活をこれから始める方も、または治療を長く続けている方も、男女ともに多くの方に利用いただいています。

 また、妊活コンシェルジュ「ファミワン」を、企業の福利厚生や顧客向けの提供もご案内しております。大きな社会課題でもある、妊活・不妊治療と仕事の両立支援に向け、本サービスを福利厚生として導入いただくことが可能で、業種業態、そして企業の規模を問わず多くの人事担当者さまとお話ししております。また、各社の保有するサービスの利用者も含め、啓蒙を目的としたセミナー等も随時開催しております。

福利厚生制度導入・セミナー開催実績例:メルカリ小田急電鉄、トランクホテル

  ※1 2017年8月時点 日本看護協会 公式サイトより 
  ※2 2017年3月時点 NPO法人Fine 公式サイトより
  ※ 本サービスは医療行為ではないため、診断や処方は行いません。

【本件に関するお問い合わせ先】
   株式会社ファミワン 広報担当 Mail: press@famione.com TEL:080-2243-6995

【参考資料】
■社会背景
■サービスの概要
■「ファミワン」の3つの特徴
■ユーザーボイス(抜粋)
■ファミワン医療監修のテレビドラマ
フジテレビ「隣の家族は青く見える」 2018年放送
http://www.fujitv.co.jp/tonari_no_kazoku/index.html
■導入実績
小田急電鉄をはじめとする企業の福利厚生導入や東京都主催「不妊治療と仕事の両立セミナー」登壇


https://prtimes.jp/a/?f=d14333-20190624-6866.pdf

配信元企業:株式会社ファミワン

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