日本時間25日の早朝に行われたコパ・アメリカグループC最終節のチリvsウルグアイであるシーンが取り上げられ物議を醸している。

0-0のまま進んだ試合の30分手前で突然鶏の被り物を頭に被りアルゼンチン代表のユニフォームを着た男がピッチに侵入。警備員が追いかけるも足が速くなかなか捕まらない。

ここで問題のシーン。逃げる男をチリ代表DFゴンサロ・ハラが蹴とばして転倒させたのだ。これにより侵入者を捕まえることが出来たのだが、この行為にウルグアイの選手らは抗議。FWエディンソン・カバーニやFWルイス・スアレスが退場を主張したが、主審はお咎めなしと判断した。

ハラも早く試合を再開させようとしての行動だったのだろうが、あまり印象はよくない。南米サッカー連盟(Conmebol)のルールでは「選手または他の人物への暴力行為は少なくとも2試合の出場禁止に相当する」となっているため、今回のケースに適用できる。

2015年の同大会の同一カードでは、ハラがカバーニの肛門付近を触り、カバーニがその手を払いのけたところハラが顔を抑えて転倒。カバーニにはイエローカードが提示され2枚目で退場となっていた。また、ハラは2013年のワールドカップ予選でもスアレスに同様の行為に及んでいた。

ともに決勝トーナメント進出を決めていた両チームの一戦は82分にカバーニが決勝ゴールを挙げウルグアイが勝利した。Conmebolには今後適切な対応が求められている。

サムネイル画像