墨田区東武鉄道が、東武伊勢崎線の浅草~とうきょうスカイツリー間に架かる隅田川橋梁に歩道橋を新設します。東京オリンピックパラリンピック開催に向け、2大観光地を結ぶ最短ルートを整備する計画です。

五輪開催に向け「東西軸」整備

墨田区東京都)と東武鉄道は2019年6月25日(火)、伊勢崎線東武スカイツリーライン)浅草~とうきょうスカイツリー間の隅田川橋梁(きょうりょう)に歩道橋を新設すると発表しました。

歩道橋は既存の鉄道橋下流側に添うように造ります。通路幅は2.5m、延長は約160mです。2020年の東京オリンピックパラリンピック開催に向け、観光拠点である浅草(東京都台東区)と東京スカイツリータウン(同・墨田区)を結ぶ最短ルートとして整備し、回遊性向上を図ります。完成は2020年春の予定です。

なお、既存の鉄道橋は、歩道橋の新設にあわせて、東京スカイツリーに採用している「スカイツリーホワイト」を基調とした色に変更されます。

橋の東側では、「北十間川・隅田公園観光回遊路整備事業」を推進。水辺を中心とした親水テラス、コミュニティ道路、隅田公園(南側の一部)を一体的に整備し、恒常的なにぎわいを創出します。いずれも完成は2020年春ごろの予定です。

北十間川と並走する東武線の高架下には、店舗とホステルが一体となった複合施設が同じく2020年春に開業します。建物は鉄骨造・平屋建て(一部2階建て)で、延床面積は約3554平方メートルです。店舗ゾーンは飲食・物販など12区画を整備。ホステルは、東京都内で2施設のホステル運営実績のあるワイズアウルが運営します。個室(ダブル・ツイン)23室と14人ドミトリー4室(計102ベッド)に加え、カフェラウンジ、イベントスペースを設けます。

歩道橋のイメージ(画像:東武鉄道)。