ロサンゼルス市警察所属の特殊武装戦術部隊S.W.A.T.が凶悪犯罪に立ち向かう姿を描く『S.W.A.T.』の最新シーズンが6月28日より日本で初放送される。放送に先立ち、S.W.A.T.チームの主要メンバーの一人、ジム・ストリートアレックスラッセル)の声を担当する相葉裕樹が本シリーズの魅力や、初めて海外ドラマの吹替えに挑戦した時の心境などを語った。

【写真】『S.W.A.T.』ジム・ストリートの吹替えを担当する相葉裕樹

 緊迫感ある銃撃戦や臨場感あふれるカーチェイス、凶暴な犯罪者との素手での直接対決など、映画並みの迫力あるアクション・シーンが人気の本シリーズ。シーズン2では、アクションだけでなく、ホンドー(シェマー・ムーア/声:咲野俊介)率いるS.W.A.T.チームを解雇になったストリートの人間ドラマも注目となっている。

 シーズン2で、ストリートの吹替えに再び挑戦する現在の心境について「また挑戦させて頂けるんだという気持ちが強いですね。シーズン1では、ようやくジム・ストリートというキャラクターに慣れてきたところで終わってしまったので、シーズン2でまた演じることができるというのは本当にうれしいです」と率直な気持ちを語る相葉。

 『S.W.A.T.』で初めて海外ドラマの声優を務めた相葉だが、当時を振り返ってもらうと、「試行錯誤の繰り返しでした。だから、シーズン1の3話ぐらいまでのジムの声を聴くと、やっぱり探っているのかなっていう感じはすごくしますし、後半になればなるにつれて、“ちょっとなじんできたかな? ちょっとずつ合ってきたかな”と思いますね(笑)」と語り、さらに、「もともと僕の持っている声質は高くて、ちょっと線が細めで、それに少し通りやすいんです。その声質が外画にハマるのか最初はものすごく不安でした。なんとか周りのキャストのみなさんに寄せるということで切り抜けてきました」と初挑戦ならではの苦悩を振り返る。

 相葉が吹替えを担当するストリートは、若さゆえに“危なっかしい”部分があるキャラクターだが、相葉自身がキャラクターに共感する部分があるか質問すると「共感できる部分はたくさんあります。先を考えずに行動してしまいがちだとか、そういう自分を誇示するために強気で無鉄砲に出てしまったりする部分というのは理解できます」と語る。そして、「若い時に人に噛みついたりするのは、誰しもあったと思うんです。ジムもいい大人だと思うんですけど、まだそこは成長できていなくて、未熟なままなんだなと思います。だから、本質としてそういう部分があるということに関しては理解できますし、未熟な部分がちょっと可愛かったり、ちょっとワクワクしたりして、応援したくなるキャラクターでもあります」。

 最後に、シーズン2を楽しみにしているファンに向けて「人間ドラマもリアルに描かれていて、アクションも本当にド派手で、さらに一話完結ですので、もし見逃してしまって途中から見ても理解できるドラマになっています。ジムの成長する姿を一緒に見守って頂けたらと思いますので、引き続き応援をよろしくお願いします」とメッセージを送っていた。

 『S.W.A.T. シーズン2』は、海外ドラマ専門チャンネル「スーパー!ドラマTV」にて、6月28日(金)22時より独占日本初放送スタート。

『S.W.A.T.』ジム・ストリート役の日本語吹替えを担当する相葉裕樹(C)2018, 2019 Sony Pictures Television Inc. and CBS Studios Inc. All Rights Reserved.