年齢を重ねたオタクに訪れる老いを説明した漫画がTwitterに投稿され、共感の声が多数寄せられている。


漫画は、ともに社会人オタク女子である森山マミと先輩・間宮マキのやり取りを描いたもの。マキによると、オタクはある程度年齢を重ねると、新しいものに対する吸収力が下がり、過去の貯金でオタ活動をするようになるという。具体的には、「新しい本やゲームを買ったのに呼んだりプレイせずに積んでしまう」「プレイし始めてても序盤はワクワクしながら進めるものの、なぜかクリアまでプレイを続けられない」「『あとで観る』アニメが録画のHDDを圧迫」といったことがあるとのこと。


マミにも心当たりがあるようでギクリとしていると、マキは「これがオタクの『老い』」だといつか確信に変わると説明。また、こうして新しい情報を吸収できなくなったオタクの救いが「アニメやゲームのリメイク」かもしれないと語った。


オタクの老化を綴ったこの漫画へは、「思いあたるふしが…」「分かりすぎて辛くなる…」といった共感の声が殺到。「ああ、ここ最近の俺だ…そうか、老いなのか…」という気付きや、「そして50も半ばに入ると、老眼と体力気力の減衰で、リメイクも、や、過去作のデジタルリマスターですら積むようになる」とのコメントも寄せられ大きな反響となっている。なお、作者の漫画家・町田粥さんは、リメイクが最高だと伝えたいわけではないとしている。


漫画は、社会人オタク女子の密やかに熱い日常を描いた「マキとマミ 〜上司が衰退ジャンルのオタ仲間だった話〜」の中の1ページ。このほかにも、SNSや非公式と公式、物販などオタクにまつわるあるあるが多数描かれている。現在、pixivコミックで連載中で、単行本は2巻まで発売されている。


画像提供:町田粥(@machi_kayu)さん