2019年6月24日に、大手芸能プロダクションの吉本興業やワタナベエンターテインメントに所属するお笑いタレントの計13名が『闇営業』をしていたことが発覚しました。
該当する13名は、数年前に振り込め詐欺を生業とする反社会的勢力の会合に事務所を通さず参加し、一定数の金銭を受け取っていたとのことです。
問題の会合で仲介役を務めたとされる、お笑いコンビ『カラテカ』の入江慎也さんは、所属事務所の契約を解消されました。
皆様へ pic.twitter.com/iidSeqnrQY
— カラテカ入江 (@karatekairie) 2019年6月6日
そのほか、お笑いコンビ『雨上がり決死隊』の宮迫博之さんや、『ロンドンブーツ1号2号』の田村亮さんをはじめ、関与していたとされるすべてのお笑いタレントが謹慎処分となっています。
吉本『闇営業』騒動で11人が謹慎処分に 【宮迫、田村ら11人の謝罪全文】
千原ジュニア「先輩としていかがなものかなと」
同月25日に放送された情報番組『ビビット』(TBS系)では、闇営業に関する報道について特集。
番組に出演していたお笑いコンビ『千原兄弟』の千原ジュニアさんは、事務所の謹慎処分という決断を「妥当である」としたうえで、次のような自身の考えを明かしました。
ビビット ーより引用あの、入江が解雇というのは、もちろん反社会勢力と数多くの芸人をつなげたということで、当然だと思います。
それで、でも一方で、1人の芸人が、まあ自業自得ですけども、(お笑い芸人として)死んだわけですよ。それで、その時に先輩である2人が、僕はまず矢面に立って、まずその時に、質疑応答込みの記者会見を開くべきだったんじゃないかなと。
1人の芸人が死んでいるところで、Twitterでとかラジオでとか一方的に(釈明する)というのは、先輩後輩という形からして、先輩としていかがなものかなと。
ジュニアさんが指摘した2人とは、宮迫さんと田村さんのこと。2人は今回の騒動について、それぞれ自身のTwitterやラジオ番組を通して「相手が反社会的勢力だとは知らなかった」「金銭は受け取っていない」といった釈明をしていました。
視聴者からは、ジュニアさんの発言に対し、さまざまな意見が上がっています。
・ジュニアさんの考えには、納得しかない。
・「公の場で会見をするべきだった」という発言からは、強い憤りや歯がゆさが感じられる。
・所属事務所が一緒でありながらも、客観的な視点から意見をいっていて好感が持てた。
今回の騒動について、厳しい指摘を口にしたジュニアさん。普段から上下関係を大切にしているジュニアさんだからこそ、同じお笑いタレントとして、彼らが取った行動に憤りを感じずにはいられなかったのでしょう。
[文・構成/grape編集部]
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