異常な働かせ方をする上司に苛立っていたある女性が、同僚がついに体調不良を訴えたことで辞職を決意。「ちょっと言わせてもらうわよ」と不満をびっしり書き込んだカードを上司に送った。
■「休憩時間に座るな」にキレたスタッフ
英国にある4つ星ホテルにて清掃員として勤務していた40歳の女性が、現地時間6月18日に同じホテルで共に働いていた57歳の同僚と揃って辞職した。
その理由は上司による異常なパワハラで、休憩時間に座っていただけで「座るな」と責められたほか、「職場では水を飲むな」と叱責され、泣く泣くトイレで水分補給をしたこともあったと英メディア『METRO』が大きく伝えている。
このような環境で勤務を続けた結果、親しくしていた57歳の女性は体調不良を訴えるように。これを機に、40歳の女性が同僚を伴っての同時辞職に踏み切ったという。
■上司に送ったカード
事前に辞職する意思を伝えることもなく仕事に行くのをやめた40歳の女性は、ある店で最も安価なカードを購入。
そこに「あなたは最低なクソ野郎よ」「休憩中に座るなとはどういうことか」「6時間もぶっ続けで働けば10分でも座って休憩したいと思って当然でしょう」などと書き込んだ。
さらに同僚については「彼女も辞めます」「酷い扱いのせいで彼女は体調を崩しているの」とも殴り書き、非常識極まりないパワハラ上司に送りつけた。
■さらなる強烈なリベンジ
この件で女性はメディアの取材にも応じ、勤務先であったホテル名も暴露。
さらに常に監視カメラで勤務状態を確認されていたこと、いじめられ奴隷のように働かされていたこと、スタッフはビクビクし話をすることさえ躊躇していたことも明かし、元上司だけでなく、ホテルを長く利用してきた客達をも驚かせた。
ホテル側は「今からでも女性達の話を聞く準備はある」と発表しているが、彼女たちの怒りはあまりにも大きい。
■ブラック企業だと思いつつ働く人たち
しらべぇ編集部が全国20〜60代の働く男女747名を対象に調査したところ、全体のおよそ2割が「自分が勤めている企業・組織はブラックだと思う」と回答している。
多くの人が会社の方針に腹を立てながらもグッと我慢し働き続けているが、甚大なストレスが心身に与える影響は計り知れない。
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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年10月21日~2016年10月24日
対象:全国20代~60代有職者の男女686名 (有効回答数)
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