ソファは3人掛け、2人掛け、1人掛け、など様々なサイズがあります。
ここでは、3人掛けのゆったりサイズのソファの代表ともいえる、常に足を伸ばしてくつろげる贅沢なデイベッドタイプ、横たわれるカウチソファについてご紹介。
プロの視点でメリットもあわせて解説します。
デイベッドタイプは横幅が大きいから魅力的!
3人掛けのソファは、肘まで含めて200cmほどのサイズが一般的です。
このサイズは、実はマットレスの長さとほぼ同じ。
つまり、寝転ぶことが出来るタイプの大きさになります。
日本ではあまり馴染みがないですが、このタイプのソファは「デイベッド」という家具に近い使い方になります。
デイベッドタイプのソファは、3人掛けと呼ばれるくらいの比較的大きなモノ。
常に足を伸ばしてくつろげる、贅沢な大きさが魅力的です。
お行儀が良いとは言いにくいのですが、ソファをご提案する時によくオススメしている座り方です。
家事の合間や帰宅直後、お食事のあとに一休みしたい時ってありますよね。
そんな時、ごろりと横になってしまっても大丈夫。
ちょうど肘が枕になって、大柄な男性でもかなりゆったり寛げるのです。
横たわれるカウチソファは一考の価値あり
大きめのソファを置けるスペースがあるなら、カウチソファを検討するというのも一つの方法です。
カウチとは「寝椅子」のこと。ソファの座面を前方に伸ばしたような形が特徴です。
まさに、寝そべったまま背もたれによりかかれる独特の形状。
デイベッドタイプのような3人掛けで横になるタイプとは違い、寝転んだ体勢のままでも正面を向けるのが実用性が高いポイントです。
カウチソファは、高級ブランドがひしめくイタリアやドイツをはじめ、海外の高級ソファで多く見られます。
その影響からか雑誌などでも紹介される機会が多く、日本でも力を入れて作っている家具メーカーがたくさんあります。
比較的お部屋のスペースがあり、ゆったりと寝ころびたいなら、カウチソファを検討してもよいでしょう。
カウチソファは当然弱点もある
naka / PIXTA(ピクスタ)
カウチソファは贅沢な上、実用性も非常に高いソファです。
ここで、「スペースと予算が許せば置いてみたい!」と考えている方に、参考までにあるお客様のエピソードをご紹介します。
それは「カウチ部分の左右の制限が、後でこんなに不便に感じるとは思わなかった……。」というもの。
カウチソファは通常、左右どちらかにカウチ(寝椅子)部分を設置するかをあらかじめ決める必要があります。
そして左右それぞれに対応した肘を取り付けます。
おそらく、このお客様の場合、この段階でかなり熟慮して左右を選んだのでしょう。(以下イラスト左)
しかし、長年暮らすうちに生活スタイルは変わります。
TVの向きを変えたり、新たに収納家具が必要になったり……。
そんな時に、カウチソファならではの弱点が露呈します。
ソファの向きを変えると、足元側が通行できなくなってしまうケースがあるのです。(以下イラスト右)
カウチソファを選ぶなら、レイアウトを慎重に
このような事態を防ぐためには、あらゆるレイアウトで使うことを想定する必要があります。
もしも「この向きで使うかもしれないけど、そうなったら部屋が使いにくいな……。」という場合には、カウチソファの中でも肘の左右が後から交換できるものを選ぶと安心です。このようなタイプは、お部屋のレイアウトが変わっても安心して使い続けることができます。
オットマンをプラスするのもアリ
また、今まで使っていたソファにプラスしてオットマン(脚乗せ)を使うという方法もあります。これは、普通のソファを擬似的にカウチソファにできる優れもの。移動も簡単で左右の制限もないので、とても気楽に使えます。
サイズや形状が様々でダイニングテーブルに負ず劣らず選ぶのが難しいソファですが、参考にしていただければ幸いです。
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