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【写真を見る】都電落語会で「チャラーン」を披露する林家こん平

6月26日の放送では、2004年に指定難病「多発性硬化症」と診断された落語家林家こん平が出演。当時要介護4で、落語家にとって欠かせない「声」を奪われ、復帰できないのではと思い悩んだという。そんな当時のこん平は、病室の窓を開けて飛び降り自殺を図ろうとしたこともあったと明かす。

病に倒れるまでがむしゃらに働いてきたこん平にとって、仕事ができない日々は、耐え難いものだったという。だが、家族はこん平を笑顔で支え続け、娘の咲さんはあえて以前と同じように人前に立つ機会を作るため、イベントを計画。マイクの前に立てなくても、車いすでも、思うように声がでなくても、ありのままで笑みで、「チャラーン」を披露する機会を作り続けたという。

次第に、こん平も高座復帰を目指したいと思うようになったという。そして、現在は要介護4から2へ、医者も驚く驚異的な回復をした。これからも続くこん平のリハビリの日々を追う。(ザテレビジョン

思うように声が出せなくても、ありのままの姿で奮闘する林家こん平