松坂桃李が主演、山本美月ヒロインを務めるドラマ「パーフェクトワールド」(フジテレビ系)の最終回6月25日に放送された。樹(松坂)とつぐみ(山本)の交際に猛反対してきたつぐみの父・元久(松重豊)の言葉に涙をあふれさせる樹。放送後は、SNSに共感と感動の声があふれた。(以下、最終回までのネタバレがあります)

【視聴者感涙の名シーン】頭を下げた元久(松重豊)を前に、樹(松坂桃李)は静かに涙をこぼした…(他、最終回名場面)

■ つぐみの父・元久が交際に猛反対

同作は「Kiss」(講談社)に連載中の有賀リエの漫画が原作。車椅子に乗った建築士・鮎川樹(松坂)が、高校時代の同級生・川奈つぐみ(山本)と再会したことから始まるラブストーリー

惹かれ合い、一度は付き合い始めた樹とつぐみだったが、つぐみの父・元久(松重豊)の猛烈な反対もあり、別れを選択。だが、その後2人はお互いの存在の大きさに気づき、あらためて共に生きる決意を固めていた。

だが、「娘は背負って歩いてくれる人に任せたい」という元久の強い思いは変わらず。何度訪ねても、樹は門前払いされ続け、元久に思いを伝えることすらできずにいた。

■ 伝わった!樹の「支える力」

しかし最終話、元久の体調悪化をきっかけに事態は大きく進展した。

持病の心臓疾患の悪化で生命の危機に陥った元久は、たまたま一緒にいた樹の対処で事なきを得る。そのまま緊急手術を受けた元久。意識回復後は立ち上がることができず、一時的に車椅子で生活することに…。

その経験が元久の考えを変えた。つらいリハビリも経験し、樹がつぐみを精神的に支える姿も目の当たりにした元久は、退院後、病み上がりの身体で東京の樹のマンションを訪ねた。

「何も、物理的に背負って歩くことだけが『背負う』ということじゃない。力で守ることだけが『守る』ということじゃない」「私は障がいがあるというだけで君を『弱者』と決めつけていた。弱者は守られる存在で、守ることはできないと決めつけていた」

身をもって気づきを得た元久は、樹に頭を下げた。「鮎川さん。つぐみを頼みます。ふつつかな娘だが、どうか幸せにしてやってくれ…」

■ 樹の涙に「美しい…」「すごくいい顔してた」

つぐみとの付き合いに猛反対してきた元久からの突然の申し出に、一瞬戸惑った樹。だが、心は決まっていた。「はい…!」と答えた樹の目には、みるみる涙があふれた。入ってきたつぐみが元久に駆け寄った瞬間には、2人に悟られないようそっと涙をぬぐう仕草も――。

10話かけて描かれてきた樹とつぐみの障壁の多い恋。そのすべてが取り払われた瞬間、樹の目に自然とあふれた涙に視聴者からは感動の声があふれた。

SNSでは、「よかった…!泣いた」「堪えてきたものがあふれる嬉し涙、美しい…」「樹くん、すごくいい顔してた!」といった声が上がり、樹役の松坂にも「松坂桃李くん、いい役者さん!」「樹が桃李くんでよかった…!!」といった賞賛の声が送られた。

障がい当事者の恋愛を描き、「泣けた」「考えさせられた」など視聴者の心を大きく揺さぶってきた「パーフェクトワールド」は幸せな結末を迎えた。ファンからは「ホントにいいドラマだった!!」「素敵な物語をありがとう!」のメッセージが寄せられている。

なお最終回も民放公式テレビポータルサイトTver」で放送後1週間視聴可能。またメイキング集など特典映像が盛りだくさんのBlu-rayDVD10月16日(水)発売予定。(ザテレビジョン

「パーフェクトワールド」第10話より (C)カンテレ