西島秀俊内野聖陽(せいよう)がダブル主演を務め、何気ない日常に訪れる幸せを描く「きのう何食べた?」(毎週金曜夜0:12-0:52ほか、テレビ東京系)。6月21日に放送された第11話では、西島、内野、山本耕史というベテラン俳優3人に引けを取らない演技を見せた磯村勇斗に注目が集まった。(以下、ネタバレがあります)

【写真を見る】「食べなければいいよ」と言われ、「止まんないの!」と逆ギレするかわいいジルベール(笑)

■ 4人での食事会シーンで存在感発揮!

同名コミックを原作に、料理上手で倹約家の弁護士・筧史朗(通称:シロさん/西島)と、その恋人で人当たりのいい美容師・矢吹賢二(通称:ケンジ/内野)の穏やかな日常をドラマ化した「きのう何食べた?」。2人の友人・小日向大策(山本)と、小日向が“美少年ジルベール”に似ていると自慢する恋人・井上航(磯村)カップルは、時々4人で食事会をする仲だ。

11話、小日向&航とクリスマスの食事会をすることになったシロさんたち。シロさんがクリスマスのお決まりメニューに腕を振るい、ケンジがスリッパやタオルをいそいそと用意していると、小日向はよく冷えたシャンパンと人気店・キルフェボンのタルトを携え、航を連れて現れた。

西島、内野、山本といったベテラン俳優が居並ぶ中、食事会シーンでファンの注目を集めたのが、磯村演じるジルベール航だった。

■ 「全部食べちゃったじゃないのよぉ!もう!」

「ふぅ~ん。インテリアとか全然こだわってないんだね~。すっごい普通で逆に居心地よさそ」。入ってくるなりそんなふてぶてしい一言を放った航。ケンジの左手薬指にしっかりとはめられたペアリングを目ざとく見つけると、嫉妬心をメラメラと燃え上がらせた。

ディナーが始まっても、「大ちゃんも毎年ディナーに連れてってくれるよ?今年だってホントは表参道のレストランに予約してあったのに」などと負けず嫌い発言を連発。

航はその後も、シロさんの作った料理に目尻を下げながらも「おいしい」の一言が素直に言えず、「筧さん!なにこのデブ製造機みたいなメニュー!」「この明太子ディップなんか、これ以上食べたら病気になっちゃう!!」と憎まれ口のオンパレード。シロさんが「じゃあ、食べなきゃいいよ」といなすと、「止まんないの!!」とディップのお皿を抱え込んでしまった。

山盛りのラザニアも「油っぽぉい」とこぼしながら結局全部たいらげ、「全部食べちゃったじゃないのよぉ!もう!来るんじゃなかった!」としかめっ面。だが最後には、シロさん特製のミルクティーシャーベットを頬ばり、「…おいしい~」と素直な感想を口にした。

■ ジルベール航に「めんどくさいけどかわいい」の声

11話が放送されると、ボサボサ髪に無精ひげでわがままいっぱいのジルベール航にファンから「かわいい!」の声が続々。

SNSは「ジルベール、原作以上にウザくてかわいい(笑)」「めんどくさいけどかわいいな(笑)」「ヤなやつなのになんであんなにかわいいんだろ…」といった声で沸いたほか、航とケンジの指輪をめぐる攻防にも「2人の小競り合い永遠に見てられる!」「めちゃくちゃ笑った」の声が上がり、Twitterのトレンドワードにも「ジルベール」がランクインした。

航を演じる磯村は、2017年上期の連続テレビ小説ひよっこ」(NHK総合ほか)でヒロインの夫になる好青年・ヒデを演じ、2018年のドラマ「今日から俺は!!」(日本テレビ系)では千葉の卑劣ヤンキー・相良役で一躍人気俳優に。その後も“カメレオン”ぶりがたびたび話題を呼んでいる。

今回も「ジルベールと相良が同一人物とは…」「あのベテランの中で存在感すごい!!」「磯村勇斗くんの伸びしろ末恐ろしい」といった声がネットを賑わせている。

■ 「きのう何食べた?」とうとう最終回!あらすじは…

6月28日放送の第12回が最終回となる。年が明け、お正月シロさんの実家へ行く日を迎え、ケンジはとにかく落ち着かない。シロさんも実家に着くとさすがに顔がこわばり、出迎えた母・久栄(梶芽衣子)と父・悟朗(田山涼成)も緊張の面持ちだ。しかもケンジと悟朗はひょんなことで2人きりに…。気まずい空気の中、悟朗は「史朗のアルバムをみよう」とケンジに声をかける。可愛らしい高校時代のシロさんを見たケンジは、平静を装いつつ心の中ではしゃぎまくる。(ザテレビジョン

髪ボサボサで無精ひげ、でもなぜかかわいい“ジルベール”航(磯村勇斗)