「日本のメッシ」躍動のニュースが、世界へと発信された。

 南米選手権コパ・アメリカ)1次リーグC組第3戦が24日、ブラジルで行われ、FIFAランキング26位の日本は1―1でエクアドル(同60位)と引き分けた。


 通算1敗2分けで1次リーグ敗退が決まったが、フル出場したMF久保建英(18)は異彩を放った。前半14分、FW岡崎にスルーパス。GKが処理したこぼれ球をMF中島が押し込んで先制した。同点とされた後、ロスタイムに中島のシュートのこぼれ球から久保がゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定で「幻のゴール」となった。

 大会中にスペインの超名門クラブ「レアル・マドリード」への移籍が発表された18歳には、世界的な注目が集まった。今大会、A代表初先発を含む出場3試合でゴールこそなかったものの、高いテクニックで数々の好機に絡んだ。

 待望のスター候補に日本のメディアは連日にぎわっているが、本場の欧州メディアはどう見ているのか。今大会、久保への評価をまとめてみた。

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イタリア紙「トゥットメルカートウェブ」
エクアドル戦で両チーム最高点となる「7」の評価をつけ)
「体は小さいが、バルセロナレアルが獲得を争った理由を見せた」

イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト
「待ちに待った若きスターはスタジアムの観客に極上のプレーをプレゼントした」
「チリ戦で(スター選手の)ビダルとメデルをまるでボウリングのピンのように脇に退けたプレーには拍手を送るべきだ」

スペイン紙「アス」
「久保の『独演会』だった。ドリブル、シュートにスピードもあり、プレービジョンも素晴らしい。ラスト30分間は日本チームを背負っていた」(チリ戦で相手を股抜きでかわした場面に)

マドリードの選手として最初の超絶テクニック。あと少しでゴラッソ(スーパーゴール)だった」

スペイン紙「Besoccer」
「久保がメッシの装い。97分間を通してチームメートに良いパスを出し続け、日本のベストプレーヤーだった」

 辛口の欧州メディアも絶賛し、18歳への期待値はさらに高まったようだ。久保は大会後、いったん日本に帰国し、7月には新天地レアル・マドリードに合流予定という。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

レアル移籍の久保建英、本場の各欧州メディアの評価